12月 2021
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みんなが気になる【海外大学費用】の徹底解説!イギリス留学編
「海外大学へ進学したいのですが、費用はいくらかかりますか?」 このような問い合わせを頻繁に受けます。 事前に金額が分かっていれば、準備もしやすいですよね! この記事では、イギリスの大学へ進学した場合の全費用をご紹介します。 イギリスは世界トップレベルの大学も多く、質の高い教育を受けられることでも知られています。 また、アメリカや日本の大学とは異なり、「一般教育課程」がないため3年間で卒業できます。 * 全ての金額は、2021年12月付けのレート(1ポンド=150円)で計算しています。 イギリス大学の授業料 海外大学費用で、一番大きな出費となるのが「授業料」です。 ここでは授業料を明記していますが、変更になることがあるので、申し込む前に事前に確認しましょう。 ファンデーションコース イギリスの大学は基本的に3年制で、入学後は専門分野の授業を受けることになります。 日本の高校を卒業してイギリスの大学に進学する場合は、必ずファンデーションコースから始めなければなりません。 ファンデーションコースには2種類あり、大学入学のための「準備コース」と大学2年生への編入が可能な「ディプロマコース」があり、英語の授業もしっかり行れます。 年間の授業料 約130万〜300万円 総合大学 イギリスでは、大学のほとんどが国立です。 大学・専攻によって授業料の違いは、それほど大きくありません。 具体的な年間の授業料 ここでは、留学生が多い大学、トップ5の授業料をご紹介します。 オックスフォード大学(University of Oxford) 国立大学 世界大学ランキング1位のオックスフォード大学は、11世紀末に大学の基礎が創立された、英語圏で最も歴史がある大学です。 生徒全体の40%が留学生です。 年間の授業料 約470万円〜 ケンブリッジ大学(University of Cambridge) 国立大学 オックスフォード大学と同様に歴史のあるケンブリッジ大学は、アイザック・ニュートンやチャールズ・ダーウィンなど、そうそうたる著名人を輩出してきた名門大学です。 年間の授業料 約334万円〜 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London) 国立大学 常に世界トップ大学10に入っているユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンは、大英博物館などロンドン中心部の観光名所にも徒歩圏内と、好立地な場所にあり留学生に人気の大学です。 年間の授業料 約330万円〜 エディンバラ大学(The University of Edinburgh) 国立大学 スコットランド最大の図書館をもつエディンバラ大学には、世界有数の研究大学です。 世界中から優秀な学生が集まり、学生全体の30%が留学生です。 年間の授業料 約330万円〜 マンチェスター大学 (The University of Manchester) 国立大学 産業革命の発祥地であるマンチェスターに位置するマンチェスター大学は、理工学系がもっとも有名です。 年間の授業料 約360万円〜 教材費 授業料の他に必要になるのが教材費です。 専攻によって必要な教科書の数は異なりますが、年間で約10万円近くかかります。 また、学科によっては、画材やパソコンなど、別途に必要になります。 現地での生活費 物価が高いというイメージがあるイギリス。 生活にかかる費用を、きちんと把握しておくことが大切です。 ここでは、人気大学があるオックスフォード、ロンドン、エディンバラに滞在するために必要な、1ヶ月の生活費をご紹介します。 オックスフォード 水道光熱費 約2万円 インターネット 約5千円 シェアルームの家賃 5万円〜 学生寮 オックスフォード大学の場合(6カ月契約)63万円〜 ロンドン 水道光熱費 約3万円 インターネット 約5千円 シェアルームの家賃 9万円〜 学生寮 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの場合(1週間毎)1万5千円〜 エディンバラ 水道光熱費 約2万円 インターネット 約4千500円 シェアルームの家賃 6万円〜 学生寮 エディンバラ大学の場合(9カ月契約)53万円〜 https://bokuryuu.com/how-to-find-destination/ 食費 イギリスは都市によって物価が異なります。 物価が一番高いロンドンでも、自炊をメインにすると1カ月2万円前後になります。 外食は日本に比べるととても高く、庶民的なレストランのランチであっても2千円ほどかかります。 その他の費用 その他に留学準備の段階で必要となる費用は以下の通りです。 学生ビザ フルタイムで6カ月以上、イギリスの大学や専門学校などで就学する場合には、学生ビザ(Student visa)を申請しなければなりません。 学生ビザ申請料 348ポンド(約5万5千円) 留学保険 イギリスには国民保健サービス(NHS)があるので加入すれば医療費は原則無料ですが、 申請してから利用できるまでに半年近くかかる 医者の予約が取りづらい などのデメリットもあります。 特に1年目の場合は、医療・生命・損害分野と全てが手厚く補償され、日本語で対応してもらえる「日本の留学保険」に加入されることをお勧めします。 サポート内容で異なりますが、1年のプランで16万円〜25万円になります。 現地までの渡航費 シーズンによって航空券の料金が大幅に変わります。 東京とロンドンの直行便(往復)の場合 通年 10万円~ 夏休みや年末年始のハイシーズン 25万円前後 パスポート申請 海外に行く場合、必ずパスポートが必要になります。 費用は、10年で1万6千円、5年で1万千円です。 まとめ この記事では、具体的な金額を提示しながら、 イギリス大学の授業料 教材費 現地での生活費 その他の費用 についてご紹介しました。 教育水準が高く、3年でバチェラーディグリーを取得できることから、ヨーロッパを中心に世界中から学生が集まるイギリス。 ほとんどの大学が国立であることから、世界屈指の名門大学であっても授業料があまり高くないのが特徴です。 さらに、海外大学費用を抑えるコツもたくさんあります。 https://bokuryuu.com/the-costproblems-for-studying-abroad/ https://bokuryuu.com/how-to-keep-costs-down-for-studying-abroad/ 留学を決めたら、まずは情報収集から始まり、学生ビザの申請など、やらなければならないことがたくさんあります。 特に初めての方や、留学で失敗したくないという方は、一度留学エージェントに相談してみましょう。 現地オフィスや現地の留学生から直接最新の情報を入手できるほか、費用を抑えて留学するアドバイスやお手伝いもしてくれます。 https://bokuryuu.com/about-agent-of-studying-abroad/ 参考サイト学費比較 留学生に人気のイギリス大学 https://www.pearsonpte.com 学費比較サイト https://collegelearners.com シェアルーム情報 https://www.spareroom.co.uk 物価比較サイト https://www.numbeo.com…
2021/12/14みんなが気になる【海外大学費用】の徹底解説!フィリピン留学編
日本から4〜5時間で行ける英語が公用語の国、フィリピン。 直行便が多いためアクセスしやすく、また「留学費用が安い」ということで、近年注目の渡航先です。 この記事では、フィリピンの大学へ進学した場合の全費用をご紹介します! * 全ての金額は、2021年12月付けのレート(1フィリピンペソPHP=2.3円)で計算しています。 フィリピン大学の授業料 海外大学費用で一番大きな出費、それが「授業料」です。 フィリピンの大学は授業料が安いことで知られていますが、実際にかかる費用をみていきましょう。 具体的な年間の授業料 大学によって授業料が大きく異なります。 フィリピンの国公立大学は、年間授業料の平均が約5万円~10万円。 私立大学の場合は約7万円〜50万円と幅広く、都心は高く、地方へ行くほど学費が安くなります。 ここでは、目安としてフィリピンのトップ5大学の授業料をご紹介します。 フィリピン大学ディリマン校(University of the Philippines Diliman) 国立大学 フィリピンを代表する大学、フィリピン国立大学ディリマン校は、東京大学、京都大学、慶應義塾大学という日本のトップ大学と提携が結ばれています。 年間の授業料 約7万円〜 アテネオ・デ・マニラ大学(Ateneo de Manila University) 私立大学 英語・英文学で国内トップレベルのアテネオ大学は、第14代アロヨ大統領や第15代アキノ3世大統領の母校として知られています。 年間の授業料 約30万円〜 サントトマス大学(University of Santo Tomas) 私立大学 アジア最古にして世界最大規模のカトリック大学、サントトマス大学は、歴代のローマ教皇が3度も訪れた世界唯一の大学です。 年間の授業料 約23万円〜 デ・ラサール大学(De La Salle University) 私立大学 マニラ市の中心部に位置するデ・ラサール大学は、フィリピン大学、アテネオ・デ・マニラ大学と並ぶ名門大学です。 年間の授業料 約40万円〜 サン・カルロス大学(University of San Carlos) 私立大学 セブ島に位置するサン・カルロス大学には、100以上の学科があり自分に合った専門分野を見つけることができます。 年間の授業料 約29万円〜 教材費 授業料の他に必要になるのが教材費です。 専攻によって必要な教科書の数は異なりますが、4〜5千円で収まるのが一般のようです。 専攻教科によっては、教材費が別途に必要となる場合がありますので、もう少し多く見積もっておきましょう。 現地での生活費 フィリピンの生活にかかる費用を、きちんと把握しておくことが大切です。 フィリピンでは、ほとんどの学生がアパートか学生寮に滞在しています。 地方によって家賃は異なりますが、月の平均家賃は以下の通りです。 アパートまたはコンドミニアム3万円〜 学生寮 1万円〜 食費 フィリピンは日本より物価が安いので、外食を含む食費や交通費、娯楽費などの費用を合わせても1カ月で1万円〜3万円ですみます。 その他の費用 その他に留学準備の段階で必要となる費用は以下の通りです。 学生ビザ フィリピンへ1カ月以上滞在する場合、必ずビザを取得しなければなりません。 学生ビザ(9F)申請費用 3万2500円 学生ビザ(9F)とは、18歳以上の外国人留学生が、フィリピンの高等教育機関へ入学する際に必要となるビザです。 留学保険 留学する前に、医療・生命・損害分野と全てが手厚く補償され、日本語で対応してもらえる留学保険に加入しておくことをおすすめします。 保険によって補償内容や金額にかなり差がありますが、1年のプランで20万円ほどです。 現地までの渡航費 渡航目的地や、シーズンによって航空券の値段が大幅に変わります。 マニラ空港までの直行便 往復でオフシーズンであれば3万円〜 夏休みや年末年始は、10万円近く パスポート申請 海外に行く場合、必ずパスポートが必要になります。 費用は、10年で1万6千円、5年で1万1千円です。 まとめ この記事では、具体的な金額を提示しながら、 フィリピン大学の学費 教材費 現地での生活費 その他の費用 についてご紹介しました。 圧倒的な費用の安さで、人気の留学先フィリピン。 近年、フィリピンの大学は、アジアでトップレベルの高水準になってきています。 また、英語で授業を行うことから、卒業後の海外就職にも役立つスキルを身に付けることができます。 さらに、海外大学費用を抑えるコツを知りたいからはこちらの記事も合わせてご覧ください。 https://bokuryuu.com/the-costproblems-for-studying-abroad/ https://bokuryuu.com/how-to-keep-costs-down-for-studying-abroad/ ほとんどの手続きは現地で実施できるものもありますが、申請時に必要な書類の中には日本でしか発行できないものもあるので、十分に気をつけましょう。 特に初めての方や、留学で失敗したくないという方は、一度留学エージェントに相談してみましょう。 現地オフィスや現地の留学生から直接最新の情報を入手できるほか、費用を抑えて留学するアドバイスやお手伝いもしてくれます。 https://bokuryuu.com/about-agent-of-studying-abroad/ 参考サイト学費比較 フィリピンのトップ大学 https://www.mastersportal.com 物価比較サイト https://www.numbeo.com…
2021/12/09みんなが気になる【海外大学費用】の徹底解説!カナダ留学編
「海外大学へ進学しよう」と思った時、一番気になるのは費用ですよね? この記事では、カナダの大学へ進学した場合の全費用をご紹介します。 大学卒業後は就労ビザがもらえる! 永住権が取りやすい! といった理由から世界中の若者に人気の留学先です。 * 全ての金額は、2021年12月付けのレート(1カナダドルCAD=89円)で計算しています。 カナダ大学の授業料 海外大学費用で一番大きな出費となるのが「授業料」です。 隣接しているアメリカに比べ、授業料が比較的安いと言われているカナダですが、実際にかかる費用をみていきましょう。 コミュニティ・カレッジ カナダの「コミュニティ・カレッジ」は公立もしくは私立の2年制で、2コースに分かれているのが特徴です。 大学編入コース 「ユニバーシティ・トランスファーコース」と言われ、2年間で総合大学と同等のカリキュラムをこなすコースです。 卒業後は、4年制大学への編入が可能です。 職業訓練コース 自動車整備、会計・簿記、調理などの「技術系のカリキュラム」か、そして看護師、教員などの「専門職を目指すカリキュラム」を選択するコースです。 就活に役立つ資格を取得できます。 コミュニティ・カレッジの年間費 国内平均で、公立は約75万円、私立では約150万円ほどです。 総合大学 カナダ国内の大学のそのほとんどは公立です。 大学間の格差があまりないのが特徴で、どこの大学を選んでも質の高い教育を受けることができます。 年間の平均授業料は、約200万円です。 具体的な年間の授業料 大学・専攻によって授業料が異なります。 ここでは、目安として「留学生が多いトップ5」大学の授業料をご紹介します。 ブリティッシュコロンビア大学(The University of British Columbia) 州立大学 世界大学ランキングでも常に50位以内をキープするブリティッシュコロンビア大学は、現カナダ首相のジャスティン・トルドーを始め、過去4人のカナダ首相を輩出しています。 年間の授業料 経済学 約365万円 マーケディング 約460万円 美術史 約355万円 マギル大学(McGill University) 州立大学 カナダで最も歴史のある大学マルギ大学は、1821年創立以来、12名のノーベル賞受賞者や3人の宇宙飛行士などを輩出し、カナダでは異例のアメリカ大学協会の会員校でもあります。 年間の授業料 経済学 約440万円 環境学 約200万円 美術史 約240万円 サイモンフレーザー大学(Simon Fraser University) 州立大学 環境学、ビジネス、そして犯罪学や刑事法学の名門校であるサイモンフレーザー大学は、世界中から学生が集まるインターナショナルな総合大学です。 年間の授業料 全専攻 約260万円 アルバータ大学(University of Alberta) 州立大学 世界の130カ国以上の留学生を受け入れているアルバータ大学は、テクノロジー分野が盛んです。 年間の授業料 経済学 約310万円 テクノロジー・サイエンス 約260万円 ウィンザー大学(The University of Windsor) 州立大学 アメリカの国境に位置するウィンザー大学は、全体の約30%が留学生で、外国人向けの奨学金も充実しています。 年間の授業料 経済学 約290万円 美術史 約260万円 教材費 授業料の他に必要になるのが教材費です。 専攻によって必要な教科書の数は異なりますが、約6万円〜10万円と考えておきましょう。 また、専攻教科によっては、画材やパソコンなど、別途に必要となる場合があります。 現地での生活費 カナダ生活にかかる費用を、きちんと把握しておくことが大切です。 ここでは、人気大学があるバンクーバー、モントリオール、エドモントンの1カ月の生活費例をご紹介します。 バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州) 水道光熱費 約9万円 インターネット 約8千円 シェアルームの家賃 5万円〜 学生寮 ブリティッシュコロンビア大学の場合、7万円〜 モントリオール(ケベック州) 水道光熱費 約9万円 インターネット 約6千円 シェアルームの家賃 4万円〜 学生寮 マギル大学の場合、7万円〜 エドモントン(アルバータ州) 水道光熱費 約2万円 インターネット 約8千円 シェアルームの家賃 4万円〜 学生寮 アルバータ大学の場合、4カ月契約で約32万円〜 https://bokuryuu.com/how-to-find-destination/ 食費 食費は自炊であれば2万円から3万円ほどかかります。 外食が中心の場合、約15%の消費税(州によって異なります)や10%のチップも加わるので、自炊の2〜3倍になります。 その他の費用 その他に留学準備の段階で必要となる費用は以下の通りです。 学生ビザ フルタイムで6カ月以上、カナダの教育機関(語学学校、カレッジ、大学など)で就学する場合には、学生ビザを申請しなければなりません。 就学許可証(150CAD)+バイオメトリクス登録料(85CAD)=235CAD(約2万千円) バイオメトリクスとは「指紋を使った個人認証」のことで、偽装や不法侵入を防ぐ目的で、2019年から導入されたシステムです。 留学保険 カナダで加入する学生保険に比べると、日本の留学保険は割高になりますが、医療・生命・損害分野と全てが手厚く補償され、日本語で対応してもらえるという利点があります。 サポート内容で異なりますが、1年のプランで20万円〜30万円になります。 現地までの渡航費 渡航目的地や、シーズンによって航空券の料金が大幅に変わります。 直行便の場合 通年 往復7万円~ 夏休みや年末年始のハイシーズン 20万円前後 パスポート申請 海外に行く場合、必ずパスポートが必要になります。 費用は、10年で1万6千円、5年で1万千円です。 まとめ この記事では、具体的な金額を提示しながら、 カナダ大学の授業料 教材費 現地での生活費 その他の費用 についてご紹介しました。 世界の住みやすい国ランキングで、常にトップクラスの評価を得ていカナダ。 大学進学費用もトータルで見ても決して高くはなく、教育水準も高いことから、世界中の若者に人気の留学先なのもうなずけます。 さらに、海外大学費用を抑えるコツもたくさんあります。 https://bokuryuu.com/the-costproblems-for-studying-abroad/ https://bokuryuu.com/how-to-keep-costs-down-for-studying-abroad/ 特に初めての方や、留学で失敗したくないという方は、一度留学エージェントに相談してみましょう。 現地オフィスや現地の留学生から直接最新の情報を入手できるほか、費用を抑えて留学するアドバイスやお手伝いもしてくれます。 https://bokuryuu.com/about-agent-of-studying-abroad/ 参考サイト学費比較 留学生に人気のカナダ大学 https://www.mastersportal.com 学費比較サイト https://collegelearners.com カナダ留学の費用まとめサイト https://www.macleans.ca シェアルーム情報 https://www.kijiji.ca 物価比較サイト https://www.numbeo.com…
2021/12/09海外大学で学びたい|オーストラリアの大学システムについて知ろう!
海外大学留学先として、世界各国含め日本からも高い人気を誇るオーストラリア。 オーストラリアの大学は、「一般教養科目がない」「3年間で卒業できる」など、日本の大学とは少し異なったシステムが設けられています。 本記事では、そんなオーストラリアの大学システムについて、詳しく解説していきます。 海外大学への留学先を探している方や、オーストラリアの大学留学に興味がある方は、是非参考にしてみて下さい。 学位について オーストラリアの大学で取得できる学位は? オーストラリアの大学では一般的に、バチェラー(Bachelor)と呼ばれるコースを修学し、学位を取得します。 このバチェラー(Bachelor)は日本の4年大学卒業と同じ学士号として通用します。 成績優秀者の称号オナーズ(Honours) 優秀な成績を修めた学生は、オナーズ(Honours)取得のため、さらに1年間大学での研究を延長できます。 このオナーズ(Honours)というのは、各学部や大学院が連携した研究教育システムです。 意欲のある学生がバチェラー(Bachelor)よりもさらに高いレベルの研究に取り組むことができ、成績優秀者の称号として知られています。 在学期間について 基本は3年制 オーストラリアの大学は、一般的に全て3年間でカリキュラムが組まれています。(一部4年以上のコースもあります。) ただし、3年間で他国の4年制大学と同等(もしくはそれ以上)の知識を学ぶので、とても内容の濃い3年間であると認識しておきましょう。 日本とは異なり、入学への門が広く開いている分、卒業は簡単ではありません。 なぜ日本より1年短い? 日本の4年制大学では、初めの1年間で一般教養を修学し、後の3年間で専門科目を修学する、というのが基本的な流れです。 しかしオーストラリアの教育制度では、大学での一般教養科目を設けていません。 なぜならオーストラリアの教育カリキュラムでは、高校でこの一般教養科目に当たる内容を学ぶためです。 よって大学は1年目からすぐに専門科目を学ぶ場となり、結果日本の大学での1年分が短縮され、3年間の修学期間となっています。 では日本からの学生はどこで一般教養を学ぶ? 日本の高校卒業生はこの一般教養科目の履修が完了していないため、大学入学前にファウンデーションコース(Foundation year)という留学生向けの大学準備コースに通う必要があります。 このファウンデーションコースで基礎教養、そして英語力を磨いた後大学に本入学、という流れになります。 各大学はそれぞれ付属のファウンデーションコースを設けているので、進学を希望する大学付属のファウンデーションに入るのが一般的です。 大学に向けた専門知識もここで! またファウンデーションコースは、人文系、理科系、商業系に分かれています。 自分の希望分野にあわせてコースを選ぶことができ、留学生が大学進学後もスムーズに学習を進められるよう、基本的な専攻分野知識もここで学ぶことができます。 大学進学の保証も 希望する大学の付属のファウンデーションコースに通い、一定の成績を修めることができれば、その大学への進学が保証されます。 ただし、付属ではないファウンデーションに通った場合や、途中で進学希望の大学を変更した場合などは、入学保証はありません。 入学方法について ファウンデーションに入るには? ファウンデーションコースに入るにはまず、最終学歴(高校)での成績証明書(*英語版)と自身の英語力の証明(IELTS、TOEFLが一般的)を提出します。 成績は、平均以上の成績平均点(5段階評価で平均3以上)が必要です。 求められる英語力は大学によって異なりますが、一般的にTOEFL( IBT)70点以上、IELTS5.5以上が目安です。 英語力が足りない場合 英語力が大学の求める基準に達していなくても、大学付属・連携の語学学校(英語コース)に通うことができます。 そこで英語を勉強し学校が求める英語スコアを取得できれば、ファウンデーションコースを始めることができます。 英語力が優れている場合 ファウンデーションコースは主に英語力をもとに、受けるコースの期間が決まります。 一般的には1年間、英語力次第では半年や3ヶ月、また1年以上かかる場合など様々です。 しかし、最終学歴での成績が基準を満たしている上で、英語力が著しく優れていることが証明できた場合、ファウンデーションコースが免除になる場合もあります。 ファウンデーション以外を通しての進学方法 ファウンデーションの他にも、TAFE(Technical and Further Education)というディプロマ(Diploma)コース(=準学士号)を通しての大学進学も可能です。 TAFEはオーストラリアの専門学校・職業訓練校で、職業に役立つ専門知識や技術を学ぶための学校です。 TAFEでのディプロマコースは基本2年制で、修了後大学への編入・進学が可能となります。 オーストラリアの学期制について 基本は2学期制 オーストラリアの大学は基本的に2学期(2 semester)制です。 毎学期ごとに履修登録をし、学期末に試験を受け(または期末最終課題を提出して)、成績が出ます。 2月と7月が入学・卒業のタイミング 2学期制の年間スケジュールは以下の通りです。 2月~6月 1学期(Semester 1) 6月~7月 冬休み 7月~11月 2学期(Semester 2) 11月~2月 夏休み ファウンデーションコースも同等のスケジュールになり、各学期ごとに入学と卒業の機会が設けられています。 サマーセメスターもあり 11月から2月にかけての夏休み期間に、短期のサマーセメスター(夏の短期集中学期)を設けている大学もあります。 履修できる科目やコースは限られていますが、サマーセメスターで単位をいくつか取得すれば、後の学期での負担を削減できます。 まとめ いかがでしたでしょうか。 本記事では、オーストラリアの大学システムはどういったものなのか、学位、在学期間、入学方法、そして学期制について詳しく解説してきました。 日本と異なるオーストラリアの大学のシステム、少しややこしいと感じるかもしれませんが、 ・オーストラリアの大学は2学期制で、2月入学と7月入学がある ・留学生は大学本入学前に、大学準備コース(ファウンデーションコース)を受ける ・大学は基本3年で卒業できる の3点をまずは覚えておけば安心でしょう。 「日本の高校を卒業後オーストラリアの大学に入学する方法」や、「現在在学中の大学からオーストラリアの大学へ編入する方法」は、一連の流れを別記事で詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてくださいね。 https://bokuryuu.com/how-to-study-at-a-university-in-australia/…
2021/12/09やっぱり気になる【海外大学費用】の徹底解説!アメリカ留学編
「留学=アメリカ」と思い浮かべる人が多いほど、日本人に一番人気の留学先「アメリカ」。 世界中から優秀な学生たちが集まり、トップクラスの大学が一番多い国としても知られています。 とはいえ、一番気になるのは「いくらかかるか?」ではないでしょうか。 この記事では、アメリカの大学へ進学した場合の費用をご紹介します! * 全てのドル額は、2021年12月付けのレート(1ドル=113円)で計算しています。 アメリカ大学の授業料 海外大学の費用で、一番大きな割合を占めるのが「授業料」です。 授業料が高いということで有名なアメリカの大学ですが、実際にどのくらい費用がかかるかみていきましょう。 コミュニティ・カレッジ もともと州内の住民のために作られた大学「コミュニティ・カレッジ」は、2年制の大学です。 州外や外国人からの学生も入学できますが、授業料は地元の人よりも割高になります。 コミュニティ・カレッジの年間費 全米平均 約95万円 カリフォルニア州 約87万円 フロリダ州 約106万円 テキサス州 約75万円 ワシントン州 約70万円 ペンシルバニア州 約160万円 総合大学 4年制の総合大学は、私立と州立の2種類です。 年間にかかる授業料の平均は、私立4年制大学で約400万円、そして名門大学になると約700万円近くになることも。 州立大学は、「授業料が安い」というイメージがあるかもしれませんが、基本的にコミュニティ・カレッジと同じシステムのため、留学生にとっては私立大学とあまり変わりません。 具体的な年間の授業料 大学・専攻によって費用が異なります。 ここでは、目安として留学生に人気トップ5の大学を例に、年間の授業料をみていきましょう。 ニュースクール大学 (The New School) 私立大学 全体の30%が留学生という国際色の強いニュースクール大学は、社会人の留学生が多いのが特徴です。 年間の授業料 ファッションデザイン 約400万円 リベラルアーツ(一般教養) 約560万円 デザイン戦略・マネージメント 約600万円 ロチェスター大学(University of Rochester) 私立大学 世界中から留学生を受け入れているロチェスター大学は、多くの日本の物理学者や経済学者を輩出しています。 年間の授業料 全専攻 約660万円 ニューヨーク大学 (New York University, NYU) 私立大学 マンハッタンにあるニューヨーク大学は、立地も良く、日本人に人気の大学進学先です。 年間の授業料 経済学 約600万円 ジャーナリズム 約660万円 カリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley) 州立大学 最も有名な州立大学の一つであるカリフォルニア大学バークレー校は、10校からなるカリフォルニア大学システムの中で、一番歴史のあるキャンパスです。 年間の授業料 全専攻 約340万円 ミシガン大学(University of Michigan) 州立大学 3校からなる州立大学ですが、「ミシガン大学」と単独でいう場合「アナーバー校」のことを指します。 これまでに、30名近いノーベル賞受賞者を輩出している名門校です。 年間の授業料 全専攻 約600万円 教材費 授業料の他に、大学で必要になるのが教材費です。 アメリカの教科書は、1冊6千円からのものが多く、中には1万円以上のものまであり、1教科につき、平均して3冊ほど必要になります。 また、専攻教科によっては、画材やパソコンなど、別途に必要となる場合があります。 現地での生活費 アメリカ生活にかかる費用は、余裕を持って準備しましょう。 ここでは、人気大学があるニューヨーク、バークレー、アナーバーの1カ月の生活費例をご紹介します。 ニューヨーク(ニューヨーク州) 水道光熱費 約2万 インターネット 約7千円 シェアルームの家賃 8万円〜 学生寮 ニュースクール大学の場合、年契約で180万円〜 バークレー(カリフォルニア州) 水道光熱費 約1万8千円 インターネット 約7千円 シェアルームの家賃 11万円〜 学生寮 カリフォルニア大学バークレー校の場合 、年契約で200万円〜 アナーバー(ミシガン州) 水道光熱費 約2万円 インターネット 約7千円 シェアルームの家賃 8万円〜 学生寮 ミシガン大学の場合、年契約で140万円〜 https://bokuryuu.com/how-to-find-destination/ 食費 食費は自炊であれば月に3万円から5万円ほど。 外食中心の場合は、日本より高めなので、この倍以上になります。 その他の費用 その他に、留学準備の段階で必要となる費用は、以下の通りです。 学生ビザ 大学進学の場合、必ず学生ビザを取得しなければなりません。 学生ビザにかかる費用は次の通りです。 F-1(160ドル)+SEVIS費(350ドル)=520ドル(約5万9千円) F-1とは、米国に認定されている大学や語学学校で、週18時間以上(フルタイムプログラム)に就学する方が対象の学生ビザです。 SEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)とは、米国国土安全保障省が作ったオンラインシステムのことで、2001年の同時多発テロ後、外国人の入国をコントロールするために実施され、その費用はビザ申請者が負担します。 留学保険 アメリカは医療費が高いことでも知られています。 現地で風邪を引き、医者に診てもらい薬をもらうだけで、何十万円もかかることは珍しくありません。 そのため、必ず留学保険に加入しましょう。 サポート内容で異なりますが、1年のプランで15万円〜30万円になります。 現地までの渡航費 渡航目的地によって、航空費は異なります。 直行便の場合 通年 往復10万円~15万円 夏休みや年末年始 往復20万円~25万円 パスポート申請 海外に行く場合、必ずパスポートが必要になります。 費用は10年で1万6千円、5年で1万千円です。 まとめ この記事では、具体的な金額を提示しながら、 アメリカの授業料 教材費 現地での生活費 その他の費用 についてご紹介しました。 費用を見て驚いた方も多いかもしれません。 確かにアメリカは、世界トップクラスで物価が高い国です。 それでもアメリカの大学へ進学して「得られるもの」が非常に大きいため、世界中からたくさんの留学生が集まってくるのです。 そして、海外大学費用を抑えるコツもたくさんあるので、調べてみることが大切です。 https://bokuryuu.com/the-costproblems-for-studying-abroad/ https://bokuryuu.com/how-to-keep-costs-down-for-studying-abroad/ 特に初めての方や、留学で失敗したくないという方は、一度留学エージェントに相談してみましょう。 現地オフィスや現地の留学生から直接最新の情報を入手できるほか、費用を抑えて留学するアドバイスやお手伝いもしてくれます。 https://bokuryuu.com/about-agent-of-studying-abroad/ 参考サイト学費比較 留学生に人気の米国大学 https://www.usnews.com 学費比較サイト https://www.bachelorsportal.com 学生寮などの費用比較サイトhttps://www.collegefactual.com 物価比較サイト https://www.numbeo.com シェアルーム情報 https://www.spareroom.com…
2021/12/07【海外進学】コミュニティカレッジの5つの魅力!費用・入学条件・注意点も解説
「コミュニティカレッジはどんな魅力があるの?」と疑問をお持ちの人もいるのではないでしょうか。 具体的にコミュニティカレッジがどんな特徴のある学校か、理解している人はそう多くありません。 コミュニティカレッジは4年制大学と比べると、学費が安く入学条件もゆるめです。また、授業のプログラムは充実しており4年制大学へ編入する道もあります。 今回は、コミュニティカレッジの魅力や進学する場合の注意点についてご紹介します。コミュニティカレッジが気になっている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね! この記事を読むと、コミュニティカレッジが自分に合う進学先かどうか判断できるでしょう。 コミュニティカレッジの5つの魅力 コミュニティカレッジの魅力は下記の5つです。 学費が安い 入学条件がゆるめ 目的に合った授業プログラムを選べる 留学生を受け入れる学校が増えている 4年制大学への道も開ける 1つずつ解説しますね。 コミュニティカレッジの魅力①:学費が安い コミュニティカレッジの1番の魅力は学費の安さです。私立4年制大学の1/3、州立大学の半額程度の学費で学べます。 アメリカでは4年制大学の学費の高騰が問題になっており、留学生にとっても大きなハードルです。 しかし、最初の2年間を学費の安いコミュニティカレッジで勉強し、4年制大学の3年生に編入すれば学費を大幅に抑えて学位取得が目指せます。 コミュニティカレッジの魅力②:入学条件がゆるめ コミュニティカレッジは入学条件がゆるめです。なぜなら、コミュニティカレッジは「できるだけ多くの学生に学ぶ機会を提供する」ことを目的に運営されているからです。 たとえば、英語力のみが不足しているのであれば、英語研修プログラムを受講することを条件に入学が許可される場合もあります。 コミュニティカレッジの出願には、一般的に下記の書類が必要です。 高校の卒業証明書、または高等学校卒業程度認定試験合格証 財政能力証明書(留学中に必要な資金を証明するため) 出願校で必要とされている英語力を証明するもの(TOEFL、IELTSなどのスコア表) 4年制大学は上記に加えエッセイや自己紹介書、高校の成績証明書、推薦状などの提出が必須条件ですが、コミュニティカレッジの場合は必要のない学校も多いです。 コミュニティカレッジの魅力③:目的に合った授業プログラムを選べる コミュニティカレッジは自分の目的に合わせて授業を選べます。 主なプログラムは大きく分けて下記の2つです。 ・進学プログラム: 4年制大学への編入を目的としたプログラム。2年間のプログラムで一般教養科目を中心に学び、文系準学士号(Associate of Arts=A.A.)または理系準学士号(Associate of Science=A.S.)を取得することができます。 コミュニティカレッジの多くは4年制大学と「学間単位認定制度」または「編入協定」を結んでます。コミュニティカレッジで取得した単位は、編入先の大学で学士号取得に必要な単位として認められます。(※単位移行の基準は編入先の学校によって異なります。) ・職業訓練プログラム: 卒業後すぐに専門分野の仕事に就くことができように設計されたプログラム。特定の職業の技術や知識を得るための分野を学べます。 大学レベルのアカデミックな科目とは異なるので、4年制大学へ編入する際に単位は基本的に認められません。 4年制大学への編入を希望しているなら、必ず進学プログラムを選びましょう。 コミュニティカレッジの魅力④:留学生を受け入れる学校が増えている 地域密着型のコミュニティカレッジですが、最近では「多様性」(Diversity)を重視し留学生を受け入れる学校が増えてきています。 現地の学生や海外留学生、社会人学生といった、さまざまなバックグラウンドを持っているクラスメイトが多いので刺激をもらえる環境です。 また、留学生専用のアドバイザーや学生寮を設置するなど、留学生の受け入れ態勢を整えているコミュニティカレッジもあります。 コミュニティカレッジの魅力⑤:4年制大学への道も開ける コミュニティカレッジに通えば、4年制大学への道も開けます。選択するプログラムによってはコミュニティカレッジで取得した単位は4年制大学でも認められます。 一般的な4年制大学の卒業単位は120単位ほどで、そのうち60単位まではコミュニティカレッジの単位も認めるとする大学もあります。一方、コミュニティカレッジの進学プログラムの卒業単位は60単位ほどです。 つまり、コミュニティカレッジの進学プログラムを卒業すれば、取得した単位のほとんどが4年制大学で認められることになります。 コミュニティカレッジの注意点 魅力の多いコミュニティカレッジですが、下記の点には注意が必要です。 滞在先の確保がむずかしい 日本人が多い学校もある それぞれ詳しく見ていきましょう。 滞在先の確保がむずかしい 滞在先の確保に苦労してしまうかもしれません。留学生の受け入れを積極的に行うコミュニティカレッジが増えてきているものの、4年制大学のように学生寮を設置する学校はまだまだ少ないのが現状です。 ホームステイやアパートに滞在する方法もありますが、生活費が高くなってしまうかもしれません。 費用を抑えたい人は、学生寮つきのコミュニティカレッジを探して選ぶようにしましょう。 日本人が多い学校もある コミュニティカレッジによっては日本人が多い学校もあります。同じクラスに日本人が多いと、安心感はあるものの日本語を話してしまう傾向が高いので注意が必要です。 コミュニティカレッジを選ぶ際は、日本人が少ない地域を選んだり国籍の比率を確認したりすると良いでしょう。 まとめ【自分の目的に合ったコミュニティカレッジ選ぼう】 今回は、コミュニティカレッジの魅力や進学する場合の注意点についてご紹介してきました。 コミュニティカレッジは4年制大学と比べると、学費が安く入学条件もゆるめです。また、授業のプログラムは充実しており4年制大学へ編入する道もあります。 最後にもう1度、コミュニティカレッジの5つの魅力をまとめておきます。 学費が安い 入学条件がゆるめ 目的に合った授業プログラムを選べる 留学生を受け入れる学校が増えている 4年制大学への道も開ける 魅力の多いコミュニティカレッジですが、留学生のサポート態勢が不十分な学校、国籍が偏っている学校がある点には注意が必要です。 コミュニティカレッジの魅力と注意点を把握した上で進学先を選べば、後悔のない海外生活をおくれるでしょう!…
2021/12/07