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最近、テレビやネットニュースでも取り上げられている「海外出稼ぎ」。
インフレで物価は上がる反面、給料が据え置きの日本を離れて、ワーキングホリデーなどを利用して海外で働きお金を貯める人が増えています。
特に、日本から飛行機で7〜9時間に位置し時差がほとんどないオーストラリアは、渡航先として注目されています。
この記事では、オーストラリアの賃金、すぐに仕事が始められるビザの種類、そして働くために必要な英語力について解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね!
注意)記事内の円計算は、2022年12月付のレート(1オーストラリアドル=約92円、参考サイト:Yahoo!ファイナンス)で計算しています
出稼ぎ先として人気のオーストラリア
外国人を積極的に受け入れているオーストラリアは、世界中から仕事を探すために人々が集まってきます。
その最大の理由は、なんと言っても「給料が高い」というところにあります。
オーストラリアの最低時給賃金は世界一
まずは日本の最低時給賃金から見ていきましょう。
都道府県ごとに定められている地域別の最低賃金の全国平均は、2022年12月の時点で961円。
一方、オーストラリアは21.38ドル、日本円で約1967円です。
世界的に見ても最低時給賃金が最も高い国、それがオーストラリアです。
さらに、休日や祝日に働くと時給が25%、職種によっては50%ほど高くなります。
ただし物価も高い
給料が高いということは、相対的に物価も高いと言えます。
家賃や交通費などは、東京で生活するのとあまり変わりません。
自炊中心の生活をすると、日本と同じくらいです。
また、朝市やディスカウントショップを利用すると、生活費をかなり抑えることができます。
ただし、外食は大変高く日本の2倍から3倍となり、軽い食事であっても、日本円で2000円近くするのが一般的です。
オーストラリアには100円ショップのようなお店がないため、思いがけないキッチン用品や文房具も日本に比べるととても高く感じます。
そのため、お金をためたい方は自炊中心の生活を心がけ、日用雑貨は日本から持っていくと良いでしょう。
すぐに仕事が始められるビザの種類
ここでは、オーストラリアで誰でもすぐに仕事が始められるビザを紹介します。
ワーキングホリデービザ
海外で仕事ができるビザ、と言ってすぐに思い浮かべるのはワーキングホリデー(以下、ワーホリ)ではないでしょうか。
ワーホリとは、ワーホリに加盟している国へ観光、就学、就労ができる制度です。
30歳までの方であれば、どなたでも申請できます。
基本的にホリデーを楽しむためのビザですが、渡航先で仕事をすることができるため、海外へ出稼ぎを目指す方々が利用しています。
学生ビザ
オーストラリアでは、学生ビザを持っていればアルバイトができます。
生活費の足し、現地での社会経験を積むため、などを理由に通常2週間で最長40時間までのパートタイム、夏休みなどのホリデー期間中はフルタイムでの労働が許可されています。
ワーホリに参加できない30歳以上の方も、学生ビザを利用することでお金を稼ぐことができるのです。
役立つ情報として、留学費の節約関連記事も合わせてご覧ください。
オーストラリアで仕事探しの方法
オーストラリアで仕事を探すための方法は次のとおりです。
インターネット
日本のアルバイト探しと同じように、オーストラリアでもインターネットの求人サイトを利用して仕事を見つける場合がほとんどです。
例えば、ワーホリの方に人気のCheersやJAMS.TVなど、日本語の求人サイトもあるので、英語に自信がない方も気軽に情報を集めることができます。
企業のサイト
働いてみたい企業がはっきりしている方や日本でのスキルをいかして仕事をしたい方は、企業のサイトをチェックし直接申し込むという方法もあります。
口コミ
そして昔ながらの口コミも大切な仕事探しのツールです。
日本にいる間にコネクションを作る場合は、日頃から周りの人に「オーストラリアに行く」と伝えておくと、意外なところで現地に住んでいる人とつながることもあります。
また、現地に着いてからであれば、まずは語学学校に行っていろいろな人と出会う中で仕事を紹介されるケースが多々あります。
工夫次第で口コミでの仕事が見つかるので、積極的にコミュニケーションをとっておくことが大切です。
必要な英語力
ここまでの記事を読んで「オーストラリアでお金を稼いでみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、気になるのは英語力ですよね。
オーストラリアで仕事をするために必要な英語力を事前に確認しましょう。
理想は中級以上
英語が母国語の国へ行くのですから、基本的に英語を話せたことに越したことはありません。
オーストラリア人と直接コミュニケーションを取るためには、最低でも中級(英検2級、TOEIC600点〜750点、IELTS5.5)以上あることが理想です。
特に現地に到着後すぐに仕事を始めたい方は、できるだけ日本にいる間に英語力を身につけておくことが大切です。
英語に自信がない場合はどうすればいい?
「英語が初級レベルには、仕事をするチャンスはないのですか?」という問い合わせを多くいただきます。
結論から言うと「あります」。
時給は最低賃金の場合が多いですが、初級レベルの方でもできる仕事をいくつか紹介します。
日本食レストランのキッチン
サービスの場合はオーストラリア人相手に英語で接客をしなければいけないため、ある程度の英語力が求められます。
しかし、キッチンであれば日本人スタッフと一緒に日本語で仕事ができるため、英語が苦手な方でも働くことができます。
ホテルのベッドメイキング
ホテルのベッドメイキングは、一人での作業がメインです。
上司と最低限のコミュニケーションが取れれば、さほど英語力は必要ありません。
農場
大きな農場が多いオーストラリアでは、随時求人の募集をしています。
ピッキングと呼ばれる収穫作業や仕分け、箱詰めがメインの作業になり、目で見て仕事を覚えるため意思表示ができる程度の英語力で働くことができます。
日本人が多く働く農場もあるので、日本語で作業することも可能です。
その他の職種
以上の他にも、配達ドライバー、日本人観光客向けのサービス、日系企業での仕事など探すと意外とたくさん見つかります。
まとめ:オーストラリアで出稼ぎに挑戦してみよう!
この記事では、最低賃金が日本の倍近くあるオーストラリアへの出稼ぎについて解説してきました。
内容の一覧は以下の通りです。
- 出稼ぎ先として人気のオーストラリアの賃金:オーストラリアの最低時給賃金は世界一、ただし物価も高い
- すぐに仕事が始められるビザの種類:ワーキングホリデービザ、学生ビザ
- オーストラリアで仕事探しの方法:インターネット、企業のサイト、口コミ
- 必要な英語力:理想は中級以上、英語に自信がない場合はどうすればいい?(日本食レストランのキッチン、ホテルのベッドメイキング、農場、その他の職種)
円安の今だからこそ、海外出稼ぎに挑戦できる機会です!
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