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多額の費用がかかる海外留学。
「こんなにお金をかけて海外の大学や大学院を卒業しても、本当に将来につながるのだろうか?」
こんな不安の声も当然出てきますよね。
実は、留学経験者と未経験者では、生涯賃金がなんと1億円近く差が出るという研究結果が出ているのです!
この記事では、2015年と2016年の留学経験者と未経験者のアンケートを参考にしながら、留学の投資価値について迫ってみます!
平均年収の比較
- 留学後、海外で学んだことが仕事で生かせるのか?
- 海外大学卒業が本当にお給料に反映されるのか?
留学を目指す方なら、気になる点ではないでしょうか。
ここでは、年齢別、男女別そして大学院分野別で「平均年収」を表にまとめました!
年齢別
海外大学卒業 (1) | 国内大学卒業 (2) | 海外大学院卒業 (3) | 国内大学院卒業 (4) | 大卒の収入格差係数 (1)/(2) | 院卒の収入格差係数 (3)/(4) | 海外大卒と海外院卒の収入格差係数(3)/(1) | |
全体 | 547.0万円 | 449.1万円 | 792.9万円 | 553.0万円 | 1.22 | 1.43 | 1.45 |
50歳代以上 | 653.6万円 | 608.3万円 | 993.9万円 | 806.0万円 | 1.07 | 1.23 | 1.52 |
40歳代 | 564.0万円 | 470.8万円 | 825.9万円 | 654.6万円 | 1.20 | 1.26 | 1.46 |
30歳代 | 539.7万円 | 389.3万円 | 642.9万円 | 467.6万円 | 1.39 | 1.38 | 1.19 |
20歳代以下 | 350.0万円 | 290.8万円 | 372.7万円 | 350.7万円 | 1.20 | 1.06 | 1.07 |
例えば、30歳代を例に見ていくと、海外大学を卒業している場合、平均年収が539.7万円。
国内大学の卒業者は389.3万円なので、この時点で1.39倍もの収入差がついているのがわかります。
大学院卒業者の場合でも、留学経験者は642.9万円で未経験者は467.6万円で、こちらも1.38倍の収入格差が出ています。
別の見方をすると、国内大学の卒業者と海外大学院の卒業者では、平均年収が1.7倍近くも変わってきてしまいます。
男女別
海外大学卒業 (1) | 国内大学卒業 (2) | 海外大学院卒業 (3) | 国内大学院卒業 (4) | 大卒の収入格差係数 (1)/(2) | 院卒の収入格差係数 (3)/(4) | 海外大卒と海外院卒の収入格差係数(3)/(1) | |
全体 | 547.0万円 | 449.1万円 | 792.9万円 | 553.0万円 | 1.22 | 1.43 | 1.45 |
男性 | 645.0万円 | 575.7万円 | 954.6万円 | 669.7万円 | 1.12 | 1.43 | 1.48 |
女性 | 439.1万円 | 330.7万円 | 562.1万円 | 410.6万円 | 1.33 | 1.37 | 1.28 |
女性に注目してみましょう。
同じ大学卒業者でも、留学経験者と未経験者の場合では、年収にして439.1万円と330.7万円、つまり1.33倍の差が出ています。
この収入の開きの要因の一つとして、留学経験者の女性は未経験者に比べ、かなりの割合で外資系企業に勤めている人が多く、男女の賃金格差が小さいことが挙げられます。
大学院分野別
理系大学院留学 (1) | 理系国内大学院 (2) | 文系大学院留学 (3) | 文系国内大学院 (4) | 理系収入格差係数 (1)/(2) | 文系収入格差係数 (3)/(4) | |
全体 | 722.2万円 | 577.6万円 | 805.7万円 | 514.6万円 | 1.25 | 1.57 |
ここで注目していただきたいのが、文系大学院留学者の年収がトップだということです!
この背景には、国際金融や経済、ビジネスを学んだ学生たちが、並行してMBA(経営学修士)などの資格を取得したことで、収入の高い職につく機会が増えたことが影響しているようです。
留学経験は昇進に影響する?!
ここで、一つ興味深いデータをご紹介します。
留学経験者と未経験者を合わせた約6000件近くのインターネットアンケートで、「あなたの現在の役職を答えてください」と尋ねたところ、次のような解答結果になりました。
アンケートに答えた海外大学卒業者の中で男性の20%近く、女性では10%近くが、経営者・役員クラスの役職についています。
男女とも、国内大学卒業者と比べると、割合がかなり高いことがよくわかります。
「留学経験」は昇進においても、非常にプラスに働くことが改めて実証されています。
留学経験を通して得たもの
平均年収や役職など、さまざまな面で有益なスキルとなる海外留学経験。
しかし、留学で得るものは「お金」だけではありません!
ここでは、留学経験者が海外での生活を通して得たものをご紹介します!
留学経験者の回答の中で、一番多かったのが「日本人としての意識が高まった」で、アンケートに参加された90%近くの方が「強く思う」「そう思う」と答えています。
日本を一歩出れば、言葉、風習、考え方が全く異なります。留学中は、世界中のから集まってきた若者と毎日触れ合うことになり、自分が日本人であると意識する機会が多くなります。
海外大学の進学にかかる年間の学費
「海外大学進学の学費」と一言で言っても、渡航国の物価や大学の種類によって大きく異なります。
ここでは、実際にかかる留学費を人気の渡航先別に比較してみました。
アメリカ
海外留学といえば、「アメリカ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
世界トップレベルの大学がそろっているアメリカは、人気の渡航先として不動の地位を保っています。
アメリカの学費は他の国と比べても高く、日本円に換算すると約400万円から450万円ほど。
名門大学になると約700万円近くになることもあります。
カナダ
治安が良く過ごしやすいカナダは、語学留学やワーホリでも人気の高い国です。
大学卒業後は就職もしやすく永住権も取りやすいことから、世界中の学生が集まってきます。
カナダ国内の大学のそのほとんどは公立で、大学間の格差があまりないため、どこの大学を選んでも質の高い教育を受けることができます。
年間の平均授業料は、約200万円です。
オーストラリア
日本との時差がほとんどないオーストラリアは、人気のワーキングホリデー加盟国として日本人にお馴染みです。
専門分野によって費用は大きく異なりますが、200万円から300万円が相場です。
イギリス
教育水準がトップクラスのイギリスは、アメリカや日本と教育システムが異なり、大学は3年制となっています。
学費は平均200万円から250万円です。
フィリピン
「英語を習得するための留学先」として注目を集めているフィリピンは、物価が安いだけでなく、ビジネス系に強い優秀な大学もあるのが特徴です。
フィリピンの国公立大学は、年間授業料の平均が約5万円~10万円、私立大学の場合は約7万円〜50万円です。
マレーシア
マレーシアの多くの大学は、他国の大学との提携が充実しており、例えば、アメリカの大学へ編入できるシステムもあります。
大学によって学費の幅が大きいですが、高額と言われる私立大学では年間80万円前後です。
まとめ【留学は最高の自己投資!】
この記事では、お金をかけて海外の大学や大学院を卒業しても、将来につながるか不安を抱いている人のために、留学経験者と未経験者を対象とした
- 平均年収の比較
- 留学経験は昇進に影響する?!
- 留学経験を通して得たもの
- 海外大学の進学にかかる年間の学費
をまとめてご紹介しました。
30歳代を例に見た場合、海外大学を卒業している場合、平均年収が1.39倍もの収入差がついており、結果、生涯賃金がなんと1億円近く差が出る計算になります。
海外留学は確かに費用がかかりますが、その分、自分に返ってくるものが大きいのも事実です!
留学は最高の自己投資と言えるでしょう!
この記事をぜひ参考になさってください!
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2015年と2016年の留学経験者と未経験者のアンケート引用元: