目次
留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
コタキナバルの魅力/特徴
マレーシアで2番目に大きなサバ州の州都で、東マレーシア最大の都市です。
世界遺産のキナバル国立公園、多種多様な動植物、先住民の伝統文化などが息づく、自然や観光資源に恵まれた場所です。
19世紀には「アピ」、イギリス支配時代には「ジェッセルトン」という名前で呼ばれ、街には昔の名残の名称が残されています。
現在はKota Kinabaluの頭文字を取って「KK」という愛称で呼ばれています。
コタキナバルの基礎情報
面積
約394平方キロメートル
人口
約45万人(2010年:マレーシア統計局調査)
宗教
国教はイスラム教、その他に仏教、ヒンドゥー教、キリスト教など。
物価
水(約330ml)が約40円(≒1.45リンギット) ※2021年3月時点
日本との時差
-1時間
マレーシアでは特にサマータイム実施はありません。
コタキナバルの気候
赤道付近に位置するコタキナバルは、熱帯モンスーン気候に属しており、乾季と雨季の2つに分かれます。
年間を通して平均気温は約27度で雨が多い高温多湿な熱帯の気候です。
乾季(4月~9月)
比較的雨が少なく、晴れた日が多くなります。
夕方には南シナ海に沈む夕日がきれいに見えます。
雨季(10月~3月)
モンスーン(季節風)の影響で雨が多くなります。
特に9月~10月は台風の影響も受けます。ただ雨季と言っても朝から1日降り続けることは少なく、午後に2~3時間スコールが降ることが多いです。
服装は、年間を通して日中は夏の服装で大丈夫ですが、雨が降った後や朝晩は肌寒くなることもありますので、薄手の長袖など羽織るものがあると便利です。
また日差しが強いので、日焼け止めやサングラス、帽子、雨具などは必須です。
コタキナバルの文化
ボルネオ島にある東マレーシア最大の都市「コタキナバル」の特色ある文化をご紹介します。
多くの先住民が暮らす街
東マレーシアには、昔から様々な先住民が暮らしています。
コタキナバルがあるサバ州だけでも30を超える民族、90を超える言語があると言われています。
各民族で異なる民族衣装、踊り、音楽、料理があり、独自の文化を築いています。
多くの宗教が存在する街
コタキナバルの人口の約60%はイスラム教、その他に仏教、キリスト教などが信仰されています。
街中を歩くと伝統建築のモスクを見かけます。
スーパーには「ハラレ」食(イスラム教徒の人が食べられる食品)が置いてあります。
また先住民族の土着宗教も残っていて、現在でも「ボモ」と呼ばれる祈祷師がいたり、自然の神々の神話や言い伝えも残っています。
多くの料理が味わえる街
多民族ならではのバラエティ豊かな料理があり、屋台やレストランなどでは比較的安い料金で食べることができます。
例えばサバ州のみで取れる野菜「サバベジ」を使った料理、海沿いの街ならではのシーフード料理、米から作ったサバ州の地酒「リヒン」など色々な味付けで食べることができるので、自分に合った料理を探すのも楽しいです。
コタキナバルの有名スポット
ボルネオ島サバ州の観光拠点、「コタキナバル」。
豊かな自然が残り、固有の動植物が生息しています。
街中には伝統建築のモスクなど見どころがたくさんあります。
留学期間中に訪れてみたいおすすめスポットをご紹介します。
キナバル国立公園
ボルネオ島の北にあるマレーシアの国立公園で、2000年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
東南アジア最高峰の3つの山から形成され、その1つがキナバル山で、標高は約4095mです。
公園敷地内には、4500種類の植物(ランは約1200種)が観測され、蝶や鳥も豊富で、ハイキングやトレッキングで訪れる人が多いです。
また近くには第二次世界大戦中に日本軍が掘り当てた天然硫黄泉、「ポーリン温泉」もあります。
コタキナバル市立モスク
街の北部リカス地区にある伝統建築で作られた、白と水色のコントラストが美しい市立モスクです。
池に囲まれたモスクは、水に浮かんでいるように見えるため、「水上モスク」とも呼ばれています。
モスクはイスラム教の礼拝堂で、とても神聖な場所のため、訪れる際にはルールとマナーをしっかり守りましょう。
ウェット(ナイト)・マーケット
コタキナバル市内の海沿い一帯で開催されるナイトマーケットです。
ボルネオ島最大で、とても活気があり、ローカルグルメが楽しめる場所です。
ビーチの近くにあるので、ビーチの帰りに立ち寄ることができます。
ロッカウィ・ワイルドライフ・パーク
コタキナバル南西部に位置する人気の動物園で、中心地から南東に約25kmの郊外にあり、車で40分ほどです。
サバ州野生動物保護局が運営していて、広大な敷地には100種類以上の動物が飼育されています。
まとめ
マレーシア国内の留学先のひとつ「コタキナバル」をご紹介しました。
コタキナバルは大自然の宝庫で世界遺産のキナバル国立公園やダイビングなどのマリンスポーツで世界的に有名な島など観光面でも充実しています。
また先住民が多く、様々な文化に触れることができ、学費や物価も安いため、魅力的な街です。
ぜひ、コタキナバル留学を検討してみましょう。