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この記事のテーマはズバリ「カナダの短期留学」!
お隣のアメリカに短期留学した場合と比較すると、約3分の2の費用で済むことでも人気の留学方法です。
手軽に誰でも参加できることから、専門学生・大学生、社会人、そして定年を迎えた方も参加しています。
初めて留学したいと考えている方にもわかりやすいように、メリットだけでなく成功させるポイントを紹介しながら、短期留学にかかる具体的な費用を1カ月・3カ月・半年と、滞在期間ごとに徹底解説しています。
一人で手続きをしたい方にも、留学エージェントを利用したい方にも参考になる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
- この記事は2022年7月の情報に基づいて作成しています
- 記事内の日本円は2022年7月のレート(1カナダドル=106円、参考:Yahoo!ファイナンス)で計算しています
カナダ短期留学の3つのメリット
まずは、知っていただきたいカナダ短期留学ならではの3つのメリットから紹介していきます!
夏休みや長期休暇を利用できる
カナダの語学学校にはいろいろなプログラムが用意されており、そのほとんどが1週間からの参加が可能です。
専門学生・大学生は春休み・夏休み・冬休みを利用して、社会人であれば、有給休暇を利用して短期留学に挑戦することができます。
ビザの申請など面倒な手続きが不要
カナダ留学の場合、半年までであれば学生ビザの申請は必要ありません。
必要書類を期限までにそろえなけれいければない!カナダ大使館で英語の面談をしないといけない!などのストレスを感じることなく、好きなタイミングで行きたくなった時に行けるのが短期留学のメリットです。
「お試し体験」ができる
ワーキングホリデー(以下ワーホリ)や長期留学を目指した時、主にインターネットでいろいろな情報を集めると思いますが、現地の状況を知るためにはやはり現地へ行くのが一番です。
とはいえ、観光でカナダに行き、ホテルに宿泊しながら観光地を回るだけでは見えないこともたくさんあります。
そこでおすすめなのが、まずは短期留学をしてみるということです。
すぐに長期留学から始めてしまうと、カナダの生活が合わなかった場合、お金と時間の無駄になってしまう可能性があります。
長期留学のお試し体験として利用できるのも、短期留学のメリットの一つです。
カナダで生活費が高い都市と低い都市ランキング
短期滞在とはいえ、現地での生活費にいくらかかるか気になるところですよね。
カナダの物価と言っても、都市によって大きく異なります。
カナダ国内の主要都市の生活費を比較し「高い都市」と「低い都市」、それぞれのトップ3をみていきましょう。(参考:numbeo.com)。
物価が高い都市トップ3
- バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
- ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州)
- トロント(オンタリオ州)
留学先として人気の3都市が見事ランキング。
例えば、バンクーバーではカジュアルレストランで外食約3000円〜、自炊をする場合お米1キロ約480円、卵12個入り約490円、鶏肉1キロ約1700円、ルームシェアは7万円〜と全体的に高めです。
物価が安い低い都市トップ3
- バーナビー(ブリティッシュコロンビア州)
- ウィンザー(オンタリオ州)
- キングストン(オンタリオ州)
日本人の留学先としてはマイナーな3都市ですが、物価が安いことでアジア人や南米人に人気です。
例えば、バーナビーのカジュアルレストランで外食すると約1700円〜、自炊をする場合お米1キロ約270円、卵12個入り約380円、鶏肉1キロ約1230円とバンクーバーに比べると安めですが、ルームシェアは7万円〜と家賃はあまり変わりません。
物価は安くないけれど家賃が安いなど、それぞれの都市によって特徴が異なりますので、いろいろな角度から比較してみましょう。
短期留学準備にかかる費用の内訳
ここからは、カナダに短期留学した場合にかかる費用を見ていきましょう!
学費:約16万円〜
学費は留学費用の中でも高いウエイトを占めていますが、値段だけでなく、学校の評判や授業内容も重視して決めましょう。
語学学校の学費は、学校によっても州によっても異なりますが、相場は以下の通りです。
- 1カ月:約16万円
- 3カ月:約46万円
- 6カ月:約76万円
パスポート申請:1万1000円〜
短期留学の場合、基本的にビザ申請は必要ありませんが、パスポートは必ず申請しなければなりません。
申請から受け取りまで、約1週間。
航空券の購入時に必要になるので、持っていない方はなるべく早めに申請してください。
- 5年間有効 1万1000円
- 10年間有効 1万6000円
往復航空券:約15万円
短期留学の場合、必ず往復航空券を購入しましょう。
往復航空券は帰国日がはっきりしているため、入国審査がスムーズに進みます。
料金はシーズンによって異なりますが、15万円前後と考えておくと良いでしょう。
航空券には以下の3種類があります。
- FIXチケット:出発前に帰国日を決める往復航空券、日程の変更は不可
- OPENチケット:出発後に帰国便の日程の変更が可能、有効期間は1年間
- FIX+OPENチケット:出発前に帰国日を決めなければなりませんが、出発後に日程の変更が可能(変更回数は航空会社によって異なるので要チェック)
海外留学保険:3万円〜
カナダの医療費は高いことで有名です。
短期留学であっても、怪我や病気を想定した保険をかけておくことをおすすめします。
保険会社や留学保険プランによって金額は大きく異なります。
ベーシックタイプの保険料の相場は以下のとおりです。
- 1カ月:3万円
- 3カ月:9万円
- 6カ月:10万円
*海外留学保険は長期契約タイプが多く、6カ月以内の場合は割高になります
海外旅行保険と海外留学保険の違い
1カ月以内の短期留学の方の中には、少し安めの海外旅行保険に契約される方もいます。
しかし、契約内容が異なるので、留学の方は短期であっても海外留学保険に加入されることをおすすめします。
海外旅行保険では怪我や病気、損害賠償責任、携行品の3つが補償されます。
留学保険では、この3つの他に、以下の補償内容が加わります。
- 留学生賠償責任:部屋に備え付けられていたものが破損、もしくは盗難した時に適用される
- 留学生活用動産:自分の持ち物が盗まれたり、事故で壊れたりした時に適用される
- 留学生継続費用:留学中に両親など資金援助をしてくれている人が亡くなることにより、海外生活ができなくなった場合にに適用される
その他にも、いざという時に頼れる補償がたくさんあるので、保険プラン内容を確認しましょう。
その他:持っていくと便利なもの
必需品とまでは言えなくても、持って行くと現地で役立つものは以下の通りです。
現在使用中のスマホ
SIMフリーの場合は現地でプリペイドSIMを購入すれば、すぐに使用できます。
また、SIMフリーでない場合でも、街中や宿泊先、カフェなどでWIFIに接続できます。
アプリを使ってメッセージ送信や無料通話を利用したり、ちょっとした調べ物をしたりと重宝します。
予備のクレジットカード
カナダは治安が良く安全な国とはいえ、日本に比べると軽犯罪が多いのは事実です。
万が一カードを盗まれてしまった時のために、または突然カードが使えなくなってしまった時の予備として、2枚目のカードも用意しておきましょう。
現金
カナダはカード社会ですが、現金が必要になる時があります。
日本円とカナダドルをそれぞれ1万円分くらい用意しておくと安心です。
各種書類のコピー
カナダには日本のようにコンビニがないため、コピーをとるためには、学校や図書館、ショッピングモールなどに行かなければいけません。
パスポート(証明写真のページ)、航空券、海外留学保険の契約書、学校の書類などのコピーを渡航前に用意しておくと、万が一、現地でオリジナルを無くしてしまった場合でも再発行がスムーズに行えます。
常備薬
気温や急な環境の変化で、疲れやすくなり体調を壊してしまう場合があります。
ちょっとした頭痛や風邪、腹痛の場合、普段使い慣れている薬を少し持っていくと良いでしょう。
薬を飲んでも回復しない場合は、必ず病院に行くようにしてください。
現地でかかる費用の内訳
ここでは、実際にカナダ生活でかかる費用を一緒にみていきましょう。
短期留学の住居費:10万円〜
短期留学中の一般的な滞在方法は、ホームステイ、ルームシェア・シェアハウスの2つです。
都市によって金額は異なりますが、1カ月の滞在で10万円前後が相場です。
住居の手配に関してはこちらの記事で紹介しています。
食費:4万5000円前後
食費は個々のライフスタイルによって大きく異なります。
基本的に自炊で、週に一回友達と軽く外食した場合は、月に4万5000円ほど。
3カ月では13万5000円、6カ月では27万円になります。
外食が多ければこれ以上高くなり、自炊を中心にすればさらに安く済みます。
そのほかの費用
交通費、通信料、娯楽費、雑費など、そのほかの費用として月に最低でも4、5万円くらいの予算を組んでおくと安心して生活できます。
海外就労経験を積みたい方に「 Co-op留学」がおすすめ!
「長期留学はできないけど、短期で専門分野を身につけたい」
「お金をかけずに留学したい」
「短期でも就職に役立つスキルを身につけたい」
「カナダで就労経験を積んでみたい」
そんな方におすすめなのが、6カ月からのCo-op(コープ)留学です!
Co-op留学とは?
Co-op留学とは、カナダ政府公認の高等教育学校で専門分野を勉強した後、地元の企業で有給インターンに参加できるプログラムのことです。
Co-op留学の特徴
Co-opプログラムは、最短6カ月から参加できます。
6カ月コースの場合、学習期間3カ月、有給インターンシップ期間3カ月。
有給インターンでは週40時間のフルタイム就労になり、最低賃金が保障されています。
最低賃金は州によって異なりますが、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州の場合は最低賃金が1時間約1660円(参考:commercedetail.org)。
週で約6万6400円、月に約26万5600円の収入が得られます。
また、学習期間でも週最大20時間までアルバイトができるので週に約3万3200円、月に13万2800円稼ぐことも可能です。
参加資格
参加資格は高校卒業者であること、そしてある程度の英語力の2点のみ!
Co-op留学についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
カナダ留学費用を抑えるコツ
「カナダ留学は、私には高いかも・・・」
と思った方のために、カナダ留学の費用を抑えるコツをご紹介します。
短期留学にはもちろん、長期留学する場合にも使える方法なので確認してみてください!
学費を安く抑える方法:セール時期を狙う!
「学費にセール?!」と驚かれる方も多いと思いますが、実はカナダでは洋服店や家電店同様、語学学校もブラックフライデー、クリスマスシーズンなどの期間は割引サービスをおこなっているのです。
通常の時期に比べると2割から3割、中には半額近く下がる学校もあります。
また、1月と2月のカナダは真冬に入りイベントなどもないため、観光客だけでなく留学生が激減します。
この時期にも授業料を安くする語学学校はたくさんあります。
留学時期を自分の都合で選べる方は、ぜひセール時期に語学学校のサイトをチェックしてみてください!
セール時期の申し込みのタイミングがわからない方は、本留学エージェント「僕らの留学」にご相談ください!
往復航空券を安く抑える方法:ローシーズンを選ぶ
カナダ行きの航空券が一番高くなる時期は、
- 日本のホリデーシーズン:春休み、ゴールデンウィーク、お盆休み(8月中旬)
- カナダのホリデーシーズン:イースターホリデー、スクールホリデー、クリスマス
- ニューイヤーイベントがめじろ押しの年末年始
これらの期間はハイシーズンと言われ、航空券も20万円以上、さらには40万円近くまで上がることもあります。
反対にハイシーズン直後、たとえば、年末年始のイベントが終わる1月下旬から2月上旬、夏休みが終わり涼しくなってくることの9月から12月上旬までのは航空券の金額もグッと下がります。
週末出発の航空券は比較的高めですが、平日出発であれば安くなります。
このように、時期や曜日などを考慮しながら往復航空券を選択すると、相場の半額以下で入手することも可能です。
住居費を安く抑える方法(1):中心部から外れた地区に住む
日本と同様、都心の中心で住居を探そうと思えば、当然家賃は高くなります。
しかし、中心部から自電車で15分離れたところや、バスや電車で20分離れた郊外になると家賃は安くなります。
どうしても都会の中心部に住みたいというわけでなければ、思い切って少し外れた地区を選ぶのも費用を安く抑えるコツです。
住居費を安く抑える方法(2):ホームステイを選ぶ
特に1カ月以内の短期であれば、語学学校が手配してくれるホームステイがお得です。
電気代、水道代、インターネット代など宿泊費に含まれていますし、ほとんどの場合朝・夕の2食付きなので食費も節約できます。
万が一家族と合わない場合は、学校に相談することでホストファミリーの変更も可能です。
食費を安く抑える方法:自炊中心にする
カナダは外食が高いので、自炊を中心にすることで食費がかなり抑えられます。
セール品を中心に買うようにする、長持ちするものはファミリーサイズで買う、と意識することで、食費の相場の半分近くまで下げることができます。
外食の代わりに、自宅に友達を招いて持ち寄りホームパーティーを企画したり、暖かい季節はピクニックを楽しんだりなど、節約しながら楽しむ方法も工夫してみましょう。
そのほかの費用を安く抑える方法:お小遣い帳をつける
交通費、通信費は固定金額ですが、娯楽費、雑費などは気をつけていないとどんどん出費してしまいます。
そのため、お小遣い帳をつけてみましょう。
大まかな金額でいいので、メモしておくことでお金の流れがわかり、無駄遣いを少なくすることができます。
もっと節約方法を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
カナダ短期留学を成功させる2つのポイント
ここでは短期留学を成功させるために気をつけておきたい2つのポイントをまとめました。
目標・やりたいことを決める
短期留学は長期とは異なり、何もしなければあっという間に終わってしまいます。
留学準備をしている段階で、できるだけはっきりとした目標を決めておきましょう。
例えば、
- カナダ滞在中は絶対に日本語のサイトを読まない
- カナダ人が行く地元のスポーツクラブに参加する
- バンクーバーガーのカフェを制覇する
- ボランティア活動に参加する
- サマー・ウィンタースポーツに挑戦する
など、皆さんの趣味や夢に合わせて自分なりの目標を決めて実行することで、短期間のカナダ生活を有意義に過ごすことができます。
家に閉じこもって勉強していても、時間は過ぎてしまいます。
カナダでしかできないことに挑戦してみましょう。
英語は日本にいる間に準備しておく
語学をマスターするには時間がかかります。
そのため、英語は日本にいる間にできるだけ勉強し、その知識をカナダで使ってみるというマインドが大切です。
せっかくのカナダ生活、学校と図書館、そして家の往復だけではもったいないとは思いませんか?
文法など日本にいるときにできる準備はしておき、カナダでは会話をするつもりで準備しましょう。
その他にも、留学前にやっておいた方がいいことをまとめた記事はこちらです!
まとめ:カナダ短期留学にかかる費用の徹底解説!
この記事では、初めてカナダの短期留学を目指す肩にもわかりやすいように、解説してきました。
内容をまとめると以下の通りです。
- カナダ短期留学の3つのメリット:夏休みや長期休暇を利用できる、ビザの申請など面倒な手続きが不要、「お試し体験」ができる
- カナダで生活費が高い都市と低い都市ランキング:高い都市トップ3(バンクーバー、ビクトリア、トロント)、低い都市トップ3(バーナビー、ウィンザー、キングストン)
- 短期留学準備にかかる費用の内訳:学費(約16万円〜)、パスポート申請(1万1000円〜)、往復航空券(約15万円)、海外留学保険(3万円〜、海外旅行保険と海外留学保険の違いを紹介)、持っていくと便利なもの
- 現地でかかる費用の内訳:短期留学の住居費(10万円〜)、食費(4万5000円前後)、そのほかの費用(4、5万円〜)
- 海外就労経験を積みたい方に「Co-op留学」がおすすめ!:Co-op留学、特徴、参加資格
- カナダ留学費用を抑えるコツ:学費(セール時期を狙う)、往復航空券(ローシーズンを選ぶ)、住居費(中心部から外れた地区に住む、ホームステイを選ぶ)、食費(自炊中心にする)、そのほかの費用(お小遣い帳をつける)
- カナダ短期留学を成功させる2つのポイント:目標・やりたいことを決める、英語は日本にいる間に準備しておく
お隣のアメリカに短期留学した場合と比較すると、約3分の2の費用ですむカナダ。
留学費を準備する際の目安にしてくださいね!
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