「ぼくらの留学(以下、ぼく留)」が、今一押ししている留学プログラム、それが【CO-OPプログラム】です!
カナダ留学の情報を集めている方は、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
調べていくうちに「他の留学方法とは何が違うの?」「ワーキングホリデーと一緒?」と疑問がでてきます。
そんなみなさんの疑問を解決するために、この記事では、CO-OPプログラムをわかりやすく解説しています。
コロナ禍の現在でも渡航できるCO-OPプログラム。
ぜひ参考になさってください!
CO-OPプログラムとは?
「CO-OP」とは「Cooperative education」からきており、カナダ政府公認の大学・コミュニティカレッジ・専門学校(私立カレッジ)と企業が提携して作ったプログラムのことです。
このプログラムに参加するには、カナダの学生ビザが必要です。
CO-OPプログラムの最大の特徴は、学んだ期間と同じだけ有給インターンシップに参加できることです。
そのことから、ワーキングホリデーのように現地で「就労」が可能なプログラムと言われています。
例えば、3カ月間学校で専門分野を学んだとしたら、次の3カ月間は現地企業で有給インターンシップを利用して就労できることになります。
参加条件
高校を卒業していれば、どなたでも申し込むことができます。
また、ワーキングホリデーとは異なり年齢制限がないため、30歳以上の方も参加できます。
参加回数の規制がないので、何度でもCO-OPプログラムを利用できます。
就職活動に有利なスキルを身に付けたい大学生、キャリアアップのために転職したい社会人、そして海外で仕事をしてみたい方に最適なプログラムと言えるでしょう。
CO-OPプログラムの内容
ここでは、よりCO-OPプログラムを理解するために、もう少し詳しく内容を見ていきましょう。
受け入れ学校の種類
プログラムを取り入れているカナダ政府公認の学校、大学、コミュニティカレッジおよび専門学校であれば、どこでもCO-OPプログラムに参加できます。
特徴や専門分野をしっかり確認して学校選びを行いましょう。
バンクーバーやトロントなどの都市には、日本人スタッフが常駐している学校も多くあるため、学習の相談や生活のサポートを受けることができます。
入学時期
入学時期は学校の種類や専攻コースによって大きく異なります。
多くの大学やコミュニティカレッジはセメスター制(Semester system:2学期制)を採用しているため、入学時期は年に2回です。
また、専門学校は自由なところが多く、サマーホリデー期間以外は毎月入学できるところもあります。
参加期間
CO-OPプログラムに参加できる期間は専門分野によって大きく異なりますが、最短では6カ月(3カ月通学+3カ月インターン )、最長で2年(1年通学+1年インターン )です。
労働ビザ(Post Graduate Work Permit)の申請サポートをしてくれる学校もあるので、CO-OPプログラム終了後に3年間、カナダで就労するチャンスもあります。
費用
学校、専攻コースによって学費が大きく異なります。
1年間のCO-OPプログラムに参加する場合の目安をみてみましょう。
1年間の費用の目安
- 6カ月分の学費 50万円
- 留学学生保険(1年間) 20万円
- 航空券 20万円
- 家賃を含む、現地での生活費(自炊した場合) 100万円
- ビザ取得など 3万円
以上、低く見積もっても年間約200万円ほどと考えておいたほうがよいでしょう。
人気の専門分野
CO-OPプログラムでは多種多様な分野を選ぶことができます。
その中でも就職や転職に強い人気の専門分野をご紹介します。
ホスピタリティ
CO-OPプログラムで人気の専門分野の一つ「ホスピタリティ」。
ホスピタリティと一言でいっても
- 観光・旅行(ツーリズム)
- ホテル業界(業務全般)
- レストラン(接客、料理・お酒の知識)
- ウェディング
など多岐にわたる専門分野です。
移民の国と言われるカナダには、世界中からたくさんの人が学びに、仕事に、観光に来ています。
このような多種多様な環境の中で、ホスピタリティを学び実践することで、世界に通用するスキルを身につけることができます。
ビジネス
そして、ビジネスも大変人気のある専門分野です。
学校でビジネスの基礎だけでなく
- コミュニケーション
- リーダーシップ
- マーケティング
などを専門的に学んだ後、現地の企業で就労経験をプラスすることで、CO-OPプログラム終了後は、実務経験を重要視する欧米企業や日本の外資系での就職活動に有利になるスキルを得ることができます。
ITプログラム
ここ数年で、ITコースを設ける学校が増えています。
カナダにはIT関連の企業が多く、インターンシップの受け入れも積極的に行なっています。
プログラミング、アプリ開発、Webデザインなど、多岐に渡ったプログラムで若者を中心に人気の専門分野です。
メリット
ここでは、CO-OPプログラムに参加するメリットをご紹介します!
学生中にアルバイトができる
CO-OPプログラムが含まれている学生ビザを取得すると、通学している間も週20時間までの就労が可能です!
そのため、現地で勉強をしながら生活費を稼ぐことができます。
カナダは州によって最低賃金が異なりますが、例えば、人気のバンクーバーがある「ブリティッシュ・コロンビア州」の場合は次の通りです。
*2022年1月のレート1カナダドル(CAD)=約91円
- 最低賃金の時給15.20CAD
- 週20時間勤務×時給15.20CAD=304CAD
- 1カ月で1216CAD(約11万円)
現地で勉強をしながら生活費を稼ぐことができるため、費用が理由で留学を断念していた方や、できるだけ費用を抑えて長期滞在したいという人にも人気です。
有給インターンシップがプログラムに含まれる
CO-OPプログラムの後半は、学んだ専門分野の知識を生かしながら、有給インターンシップに参加できるのが特徴です。
有給インターンシップは
- 週40時間のフルタイム勤務
- 給料は最低賃金が保証
- 週休2日
と、普通の就職と同様の勤務条件が保証されています。
通常、海外で働くためには必ず就労ビザが必要になります。
しかし、このCO-OPプログラムを利用すると、誰でもカナダでの就労経験を得ることができるのです。
現地企業で仕事ができる
渡航しても、英語力が十分でない、専門スキルがないという理由で、現地企業に務めるのは容易ではありません。
そのため、ワーキングホリデーの場合、多くの方は日本食レストランでのフロアサービスか調理補助の仕事についています。
CO-OPプログラムを利用した場合、前半でしっかり英語力と専門分野の知識を身につけた後、後半で有給インターシップに参加するので、現地企業で現地の人と一緒に仕事をする機会を得ることができます。
学校によって企業を紹介してくれるサポートもあるので、事前に調べておきましょう。
英語を使う仕事への就職・転職が有利
語学留学の経験者が多い中、留学=英語力の向上プラスαが必要です。
特に、現在はコロナウィルスの影響もあるため、就職・転職活動が一段と厳しくなることが予想されています。
だからこそ、「英語を使った就労経験を持つことができる」CO-OPプログラムが注目されているのです。
通常の語学留学やワーキングホリデーとは異なり、英語力だけでなく、専門知識や就労経験も得ることができるCO-OPプログラムの終了後は、アメリカなどの英語圏での海外企業、日本の外資系企業、海外の日系企業の就職活動に大変有利なスキルが身につきます。
デメリット
デメリットを事前に知ることで、しっかり対策することができます。
CO-OPプログラムに参加する前に、次のことを念頭に置いてしっかり準備しましょう。
ある程度の英語力が必要
CO-OPプログラムでは、専門知識を英語で学ばなければなりません。
学校や専攻コースによって英語力の条件が異なりますが、入学時にある程度の英語力が必要です。
目安は次の通りです。
- IELTS* 5.0
- TOEIC** 600点
*International English Language Testing System:英語圏の国々に留学、就労、または移住するための英語力を把握する試験
**Test Of English for International Communication:英語を母国語としない人のために実施される英語でのコミュニケーション能力を測るための試験
希望する企業でインターンができない場合もある
CO-OPプログラムの後半で有給インターンシップに参加することができます。
とはいえ、インターンをするには就職活動と同様、担当者との面接や時には採用試験があるため、100%希望する企業でインターン生として就労できる保証はありません。
勉強は簡単ではない
就労できる特徴があるCO-OPプログラムですが、前半ではしっかり勉強に集中しなければなりません。
特に新たな分野に挑戦する人は、渡航前に英語力をできるだけ身につけておく他に、学習予定の専門分野についても基本的な知識を身につけておきましょう。
CO-OPプログラムとワーキングホリデーの違い
似ているようで全く異なるCO-OPプログラムとワーキングホリデー。
ここでは、3つのポイントを比較してみましょう。
年齢制限
何と言っても大きな違いは、年齢制限です。
ワーキングホリデーの申請には30歳までと年齢制限がありますが、CO-OPプログラムは年齢制限がないため、30歳以上の方でも自由に参加できます。
英語力
ワーキングホリデーの基本は「ホリデーを楽しみながら、好きなように海外に滞在できる」ことなので、英語ができなくても参加できます。
一方、CO-OPプログラムへ参加する場合は、現地での学習+就労が条件になるため、申請時にある程度の英語力が必要になります。
証明書
ワーキングホリデーには滞在方法に決まりがないため、終了後に何かしらの「証明書」と言うものはは存在しませんが、CO-OPプログラムでは、学習+就労を証明するカナダの短期大学卒業と同等程度の証明書が取得できます。
まとめ
この記事では、今話題の【CO-OPプログラム】を
- CO-OPプログラムとは?
- 参加条件
- CO-OPプログラムの内容
- 人気の専門分野
- メリット
- Cデメリット
- CO-OPプログラムとワーキングホリデーの違い
のテーマでご紹介させていただきました。
カナダだけのCO-OPプログラムは、比較的短い期間で専門分野を学びながら現地で就労経験を積むことができる、他の国にはない魅力的なプログラムです。
プログラムを終了後には、「修了書」も取得できることから、キャリアアップのための転職を目指す社会人や、大学卒業後に海外経験をしておきたい大学生、そして将来的に海外で仕事をしてみたい方にオススメの留学方法です。
この記事を読んで、CO-OPプログラムに関して興味を持った方もいらっしゃると思います。
- でも、具体的にどこから準備を始めたらいいの?
- 学校をどうやって決めたらいいかわからない!
- 英語力のつけたかがわからない・・・
「ぼく留」では、CO-OPプログラムへ参加したい方へのサポートを行っています。
無料カウンセリングも行っていますので、この機会に一度お気軽にご相談ください。