目次
留学先を決めていくのにあたりまずはその国の情報を知っていきましょう。
文化、気候、民族構成など国によって様々な特徴があります。
その国に興味を持つことから初めてみましょう
英国植民地時代の街並みを色濃く残している人気の都市ヴィクトリアは、ブリティッシュコロンビア州の州都で、通称「花の都」とも呼ばれおり、街のあちらこちらに花が咲いているカナダ国内でも最も温暖な気候の都市の一つです。
ヴィクトリアの魅力/特徴
伝統的で美しい英国風の街並みだけではなく、アフタヌーンティーやガーデニングと言った「英国の文化」が根づいている都市ヴィクトリアは、穏やかな気候と治安の良さから、定年後に移住してくる人が多く住んでいます。
ナイトクラブなどの娯楽は少ないく、ゆったり落ち着いて暮らしたい人にはぴったりの都市と言えるでしょう。
「移民の国カナダ」というイメージとは異なり、ヴィクトリアの人口の8割がネイティブのカナダ人で、他の都市に比べて移民が少ないのが特徴的です。
また、同じ州にあるバンクーバーに比べれば日本での知名度が低いため日本人留学生やワーキングホリデーが少ないため、滞在中は英語漬けの生活を送ることができるでしょう。
英語を集中して学びたい方、また中級・上級レベルの方におすすめな留学先です。
ヴィクトリアの基礎情報
面積
19,47平方キロメートル
人口
約9万2千人(2017年: Organisation des Nations unies)
宗教
主にキリスト教
物価
(1カナダ・ドル=約87円、2021年4月のレート)
外食はやや高めです。
スーパーでは卵・パンは日本よりも高く、肉・果物・野菜は安い。
物価の目安
カジュアルなレストランのランチ:20カナダ・ドル前後
マクドナルドのビッグマックセット:10.20カナダ・ドル
スーパー:食パン一斤2.55カナダ・ドル前後、じゃがいも1kg2.66カナダ・ドル前後、赤身肉1g16.14カナダ・ドル前後
日本との時差
日本との時差は-17時間ですが、ヴィクトリアにはサマータイムがあり、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで-16時間となります。
カナダは国土が大変広いため、州によって日本との時差が異なります。
サマータイム期間は時間を1時間早めなければいけません。
スマートフォンなどの電化製品は自動的に調整されますが、腕時計などは手動で時間を合わせる必要があるのでご注意ください。
ヴィクトリアの気候
留学先を決める上で気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
国土の大きな国については年によって大きく変わってきますが、まずは国全体の気候を確認していきましょう。
ヴィクトリアは南に位置しているため比較的温暖な気温と言われています。
夏は20度を超えるくらいで、空気はカラッとしていて過ごしやすいのが特徴です。
ただし、日差しが強いためサングラス・帽子を持参しましょう。
また、気温が急に下がる音もあるので、外出の際には薄手の上着やカーディガンを用意すると良いでしょう。
冬は氷点下を超えることがないので、日本の冬よりも過ごしやすいと言えますが、1年の中でも雨が降りやすいため、雨具を準備しておきましょう。
ヴィクトリアの文化
その国特有の文化はたくさんあります。
年によっても変わってくるものはたくさんありますが、代表的ものを確認していきましょう。
イギリスのヴィクトリア元女王の名前からつけられた都市、ヴィクトリア。
この街で最も盛大に行われるお祭り、「ヴィクトリアデー」をご紹介します。
ヴィクトリアデーとは
1819年5月24日のヴィクトリア元女王の誕生日を記念し、毎年5月25日より前の最初の月曜日が「ヴィクトリアデー」と休日となります。
その日は一日中、パレードや花火などのイベントが催され、国内外から多くの人が集まります。
ヴィクトリアデーの起源
1843年にイギリス人が定住して以来、供給港として栄えたヴィクトリア港。
ヴィクトリア女王の35歳の誕生日である1854年の5月24日に、カナダ西部の住民が「お祝い」をするために集まったのが、ヴィクトリアデーの起源だと言われています。
その後は「パトリオット・デー」と定められ休日になりました。
1901年、ヴィクトリア女王が亡くなると、5月24日を「ヴィクトリアデー」と法律で定められ、1952年に現在のような5月25日より前の最初の月曜日となりました。
5月24日はビールの日?
ヴィクトリアデーにはもう一つの顔があります。
それは、「カナダで、一年に一番ビールが売れる日」だということです。
英語でヴィクトリアデーを「May Two-Four」と現すことと、カナダで使われているスラング「Two-Four(24本入りのビールの箱)」にかけて、「ヴィクトリアデーを含むロングウィークエンドは酔っ払おう!」というキャッチフレーズとともに、ビールが売れるということです。
これも一つの「伝統」と言えるかもしれません。
ヴィクトリアの有名スポット
留学は基本的にどこの都市にでも行けます。
語学学校があり、留学先として有名な都市をご紹介します。
インナーハーバー
ヴィクトリアに来たら、必ず立ち寄る場所の一つ「インナーハーバー」には、個性的なお店や屋台、観光案内所などもあり、一日中多くの人で賑わっています。
散歩コースとして整備されている海岸線を歩いていると、アザラシに遭遇することもあります。
また、夕方から夜にかけてライトアップされるため、昼間とは異なったハーバーの風景を見ることができます。
また、アクアアクティビティーも大変盛んで、ホエールウォッチング・カヤック・水上飛行機などにも気軽に挑戦できます。
ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館
ブリティッシュ・コロンビア州の歴史を知ることができるロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館も、見るべきオススメの場所の一つです。
常設展示場の他に季節ごとに変わる特別展示場もあり、長期留学でヴィクトリアに滞在する人も何度も足を運ぶことができるプログラムになっています。
映画館・カフェ・ショップなども併設されており、ゆっくり見れば半日ほどかかります。
ブッチャート・ガーデン
ヴィクトリア市内から少し離れたところにあるブッチャート・ガーデンは、年に100万人近くの観光客が訪れる植物園で「花の街ヴィクトリア」の中でも最も人気スポットの一つです。
ローズガーデン・イタリアンガーデン・日本庭園など5つのテーマに分かれており、園内にはカフェやアフタヌーンティーも楽しめるダイニングルームがあり、一日ゆっくり過ごすことができるため、観光客だけでなく地元の人の憩いの場になっています。
留学中でも一度は訪れたい場所と言えるでしょう。
まとめ
留学先の情報を知ることはとても大切です。
英国植民地時代の街並みを色濃く残している人気の都市ヴィクトリアは、カナダ国内でも最も温暖な気候の都市の一つで、 定年後に移住してくる人が多く住んでいます。
インナーハーバーではアクアアクティビティーが大変盛んで、ホエールウォッチング・カヤック・水上飛行機などにも気軽に挑戦できます。
「移民の国カナダ」というイメージとは異なり、ヴィクトリアの人口の8割がネイティブのカナダ人であることから、全体的に外国人が少ないので、滞在中は英語漬けの生活を送ることができるでしょう。
落ち着いて英語を集中して学びたい方にオススメの留学先です。