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「海外大学へ進学」というと、どのようなイメージがありますか?
卒業を迎える高校生のための進学先、スキル・キャリアアップを目指す社会人留学、と思い浮かぶかもしれません。
現役大学生の「留学方法」といえば、交換・認定留学、長期休暇の語学留学、休学してワーキングホリデー、と思っている人が多いのではないでしょうか?!
実は、日本の大学に在籍している学生も、卒業を待たずに「海外大学へ進学」できる方法があります。
それが「編入」です。
この記事では、海外大学編入の方法、編入する前にするべき準備、そして国ごとのおすすめ大学をご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね!
海外大学へ編入する前にすべきこと
日本の大学から海外大学へ編入する方法を詳しく知る前に、次の3点を明確にしておきましょう。
①海外大学へ編入する理由を明確にする
海外の大学へ編入する理由を、できるだけ明確にしましょう。
なぜ日本の大学ではダメなのか?
なぜ環境を大きく変えてまで海外の大学へ編入したいのか?
など、編入する理由を明確にすることで、大学を選ぶ時だけでなく、長期海外留学をする上でも自分を見失わず軸がブレなくなります。
②どんな分野を学びたいのか明確にする
海外の大学で学びたい専攻分野を明確にしましょう。
今まで学んでいる分野の延長なのか?
それとも全く別の分野なのか?
場合によっては、大学選びや編入方法も大きく変わります。
ただし、現在専攻している分野と、全く別のものを選択する場合には、編入自体が難しい場合もあるので注意が必要です。
③海外大学へ編入してどうなりたいかを明確にする
帰国後は日本国内の外資の企業への転職を目指す!
卒業後は海外で就職したい!
など、海外大学へ編入することで、自分がどうなりたいのか、将来のビジョンを明確にしましょう。
なぜ海外の大学へ編入したいのか?
どんな分野を学びたいのか?
と重複しますが、将来の自分のビジョンを思い描くことで、海外大学への編入はより良いものになります。
海外大学へ編入するための方法
日本の大学から海外大学へ編入する方法は、大きく分けて2つあります。
- 日本の大学へ入学後、海外大学へ編入する方法
- 海外のコミュニティカレッジに入ってから大学編入を目指す方法
それぞれについて説明します。
①日本の大学へ入学後、海外大学へ編入する方法
日本の大学から海外大学へ直接編入する場合、入試・編入試験はありません。
編入先の募集要項を参考に、必要書類をまとめ出願します。
その際に重要になるのが、日本の大学での成績です。
編入先の大学によってさまざまですが、英語の語学力もある一定の基準以上を求められることがあります。
単位の移行に関しては、日本の大学と編入先の海外大学により異なります。
日本の大学で取得した単位を、海外大学へ移行できない場合もあるので、事前に調べておくことが大切です。
移行できない場合、編入後に海外大学の卒業に必要な必須単位を取得しなければならないため、在籍期間が延長され、滞在費用も大きく変わってしまいます。
②海外のコミュニティカレッジに入ってから大学編入を目指す方法
海外には、日本の短大のような「コミュニティカレッジ」と呼ばれる公立大学があります。
教育課程は2年間で、学業コースもしくは就職訓練コースを選択できます。
コミュニティカレッジは4年制の大学と比べて、入学時に求められる英語力と授業料が比較的低いのが特徴です。
英語が苦手な人は、まずはコミュニティカレッジでしっかり英語を学んだ後、大学編入を目指すことも可能です。
コミュニティカレッジと提携している大学も多く、名門大学への編入も夢ではありません。
ただし、編入するためには2年間、良い成績をキープするためにしっかり勉強しましょう。
海外大学へ編入するために必要な準備
海外大学への編入条件は各大学によって異なりますが、一般的には高い語学力を求められます。
また、授業料や現地での生活費を含む留学費用がかかります。
①語学力
海外大学へ編入する場合、ある程度の語学力は必須です。
生活していくうえではもちろんのこと、大学の講義では積極的に意見を求められる「参加型」授業が主流のため、自分の意見を英語で相手に伝えることが必要になります。
レポート・エッセイの提出も頻繁にあることから、学術的レベルの英語力があったほうが良いでしょう。
英語能力試験で求められるレベルは、編入先の大学や学部によって異なるので、入学を希望する大学の募集要項で、求められる語学力を確認してください。
大学で学ぶ場合、語学力は大きな壁になるので、日本にいる間にしっかり準備をしましょう。
②費用
海外大学への編入には、多大な費用がかかります。
また、学費以外にも現地での生活費用も必要です。
滞在する地域によって家賃や食費は大きく異なりますが、現地でのアルバイト制限も考慮すると、事前にまとまった費用を準備する必要があります。
奨学金制度などの支援制度もあるので、申請条件や制度の内容を理解しておくことが大切です。
③計画
編入したい大学が決定したら、まずは編入できる時期や募集要項を時間をかけて調べましょう
そして、その編入時期や難易度から逆算して計画を立てていきましょう。
そうすることで語学の学習や費用を、いつまでに、どのような手続きや準備をすれば良いのか明確になります。
日本の大学から編入しやすい海外大学リスト
日本の大学から編入ができる海外大学は、数多くあります。
しかし、
- どんな目的で行くのか
- どんな分野を学ぶのか
- 将来にどうつなげたいのか
- 大学院へ進学したいか
などで、編入先は変わってきます。
まずは、編入先を選ぶ前に、理由や目的を明確にしましょう。
ここでは、人気の留学先アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4カ国の中から、編入がしやすいおすすめの大学を紹介します。
詳細はページに関してはリンクが貼ってあるので、ぜひご覧ください!
①アメリカ
留学先として一番人気の国「アメリカ」。
外国からの留学生だけでなく、世界中からの移民が生活しているため、必然的に他の国の文化・風習・歴史について学ぶ機会がたくさんあり、どこにいてもグローバルな環境に身を置くことになります。
世界中にネットワークを作ることができるのもアメリカ留学の魅力です。
- フロリダ大学
- ノースダコタ大学
- バージニア大学
②イギリス
教育や研究のクオリティーが、世界トップレベルとして有名なイギリス。
最先端の設備が整っているキャンパスも多く、「イギリスの大学を卒業=世界に通用するスキルが身についている」と世界中の企業に評価されています。
アメリカやカナダに比べると日本人留学生の数が少ないため、勉強に集中できる環境が約束されています。
- ヨーク大学
- マンチェスター・メトロポリタン大学
- ブライトン大学
③カナダ
教育水準の高い国として知られているため、大学進学先としてアメリカの次に人気がある国「カナダ」。
卒業後は就労ビザがもらえ、永住権が取りやすいことから、世界中から留学生が集まってきます。
- トロント大学
- マギル大学
- アルバータ大学
④オーストラリア
海に囲まれ、自然溢れる国「オーストラリア」は、多様な人種や文化が行き交い、フレンドリーな国民性を誇るこの地は、世界中から学生が集まります。
また、「住みやすい国」としてアジア人も多く、語学留学やワーキングホリデー制度を利用した日本人留学生にも人気です。
- クイーンズランド大学
- メルボルン大学
- マッコーリー大学
まとめ【海外大学へ編入するための準備しよう!】
日本の大学から海外大学へ編入するためには、語学力、費用、計画、編入先などの下調べは、全て大切な準備です。
しかし、より重要になってくるのは、
- なぜ日本の大学ではなくて海外大学へ編入したいのか
- その編入先で何を学びたいのか
- 編入後どうなりたいのか
- 卒業後の進路はどうするべきか
ということです。
目的を明確にでいると、必然的にTOEFLなどの英語能力試験の対策や留学費の費用などの計画を、自分の状況に応じて準備を始めることができます。
いろいろなサイトでメリット・デメリットをしっかり調べた上で、自分に合う編入先を決めましょう。
最後に編入しやすい海外大学のある国を、一覧にしてまとめておきます。
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
国土も大きい英語圏の国々は、国際色豊かな留学生が多いため、大学内の外国人向け制度も柔軟に受け入れる体制が整っています。
また大学独自で、留学生向けのインターンシップ情報、人材育成プログラム、キャリア・就職・採用情報関連のイベントも開催されています。
ご自身の希望がかなう留学先を決めてくださいね!
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