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留学先を決めていくのにあたり、まずは候補となる国の情報を得るのが大切です。
ここでは、世界屈指のリゾート地であるマルタの中でも特に人気のある海沿いエリア、スリーマをご紹介します。
美しいビーチはサンライズとサンセットの絶景ポイントとなっており、バカンス期間中は世界中から訪れる観光客や地元の人で賑わいます。
また海沿いにレストランやカフェが軒を連ね、地中海を眺めながら優雅な食事の時間を過ごせます。
スリーマの魅力/特徴
マルタ語で「平和」や「セキュリティ」を語源とする海沿いの街スリーマは、かつては漁業が盛んな漁師町でしたが、現在ではヨーロッパ屈指の人気高級リゾートになっています。
海岸線沿いに延びる約5 km の道の間には、レストランやホテル、高級マンションなどが連なっており、世界中から観光客が集まります。
とっても小さな都市ですがショッピングモールなどの買い物ポイントやクラブ、カジノなどの娯楽施設が充実している他、マリンスポーツがとても盛んで、初心者向けのダイビングコースも充実しているため、ヨーロッパ人学生の憧れの留学先になっています。
他のマルタの都市同様、留学生はヨーロッパ圏の学生がメインになっており、日本人を含むアジア人ほとんどいません。
そのため、必然的に毎日英語漬けの環境に身を置くことができます。
同時にヨーロッパ人留学生との交流を通して、様々な国の文化や言語に触れることもできます。
観光や娯楽施設が揃う魅力的な都市スリーマは、リゾートを兼ねて語学学留学をするには、まさに最適な場所と言えるでしょう。
スリーマは治安がよいとされていますが、観光客狙いのスリやひったくりがいるため貴重品の管理には注意が必要です。
カジノやクラブバーなどが夜遅くまで営業しており、お酒を飲みすぎてしまう人も多くいます。
酔ったり騒いだりしている人に巻き込まれるというトラブルもありますので、夜はなるべく一人で出歩かないようにしましょう。
スリーマの基礎情報
面積
1.3平方キロメートル
人口
約1万7千人
宗教
カトリック98% 、その他が2%
物価
(1ユーロ=約127円、2021年1月のレート)
スリーマはマルタの他の都市に比べると物価は若干高めとなります。
基本的に輸入品に頼っているため、観光客が行くようなスーパーでは食料品は高いですが、ローカルなスーパーで自炊すれば生活コストは抑えられます。
また夏のバカンス期間中に留学生が集中するため、ホームステイの料金が高騰する傾向があるため、あらかじめ料金をしっかり確認しておきましょう。
物価の目安
(地区やお店によって値段が異なります)
カジュアルなレストランのランチ 15ユーロ前後
ローカルスーパー:パスタ1.8kg1ユーロ前後、じゃがいも1kg1前後、1.5リットルのペットボトルの水0.6ユーロ前後
日本との時差
日本との時差は-8時間ですが、スリーマにはサマータイムがあり、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは-7時間になります。
スリーマの気候
留学先を決める上で気候はみなさんの気になる点の一つではないでしょうか。
スリーマは地中海性気候で、夏は30°を超える暑い日が続きますが、湿度がとても低くカラッとした空気なので過ごしやすく感じるでしょう。
日差しがとても強いので日焼け止めとサングラスは必需品です。
日が暮れると肌寒くなるので常に薄手のカーディガンやジャケットなどの羽織ものを持ち歩くと良いでしょう。
10月から3月までが雨季ですが、日本の梅雨とは違い一日中雨が降るというわけではなく、一日に数回まとまって降ります。
スリーマの文化
その国特有の文化はたくさんあります。
スリーマはバレッタやサンジュリアンも近いため、合同でのイベントが多く行われます。
スリーマが主催のイベントは主に以下のものになります。
8月 聖マリア祭
1856年に建設されたバロック様式の教会、ステラ・マリー・チャーチ行われるスリーマ最大の文化イベント「聖マリア祭」は、 地元のボランティアスタッフたちによって町中がライトアップされ、期間中は地元のブラスバンドによるコンサートも夜遅くまで行われます。
そして、見事な花火大会には市内外からたくさんの人が訪れます。
8月 フルムーン・マッド・フェス
1926年から始まったマルタ最大のパーティーイベントです。
国内外からの DJ やミュージシャンが集まり、満月の夜に開催され世界中から集まった老若男女が、明け方まで踊り明かします。
スリーマの有名スポット
世界中から集まる高級リゾート地、スリーマ。
たくさんの見所はありますが、ここでは代表的な3つをご紹介します。
ナザレ・キリスト教会
スリーマの港のすぐ近くにある海岸線に面したナザレ・キリスト教会は、1895年にナザレ派によって建設されました。
その後1908年には別のキリスト教宗派ドミニコ会の手に渡り、1973年には教区教会になりました。
ザ・ポイント
マルタで一番大きなショッピングセンター「ザ・ポイント」。
敬虔なカトリックの国マルタでは珍しく日曜日でも営業しています。
洋服、サンダル、雑貨など現地で必要になった時に大抵のものはここで手に入ります。
地下には大きなスーパーがあり、食料から日用品まで何でも揃うので滞在中は頻繁に利用することになると思います。
ティグネ要塞
マルサイムシェット港を敵の攻撃から守るために、1792年にマルタ騎士団によって建てられました。
中心地から離れており、比較的観光客が少ない散歩コースとして地元の人から愛されています。
まとめ
首都のバレットにもフェリーを使えば約15分ほどで到着するスリーマは、小さな都市ですがショッピングスポットやナイトライフが充実した、ヨーロッパ人学生の憧れのバカンスを兼ねた留学先です。
他のマルタの都市同様、ハイシーズンの夏休み期間も日本人ほとんどいません。
そのため、滞在中は英会話をしっかり実践できる理想的な留学先と言えるでしょう。
バカンスを過ごすために世界中から多くの人が集まってくるため、語学学校やイベント、マリンスポーツなどを通して、色々な国の人と国際交流がチャンスがあります。