目次
ここでは「海外で仕事をしてみたい」とう人の為に、ビザの種類による就労条件、できる仕事の種類、仕事の探し方などをご紹介します。
海外で仕事はできるの?
「海外で仕事はできるの?」こう思っている人も多いでしょう。
取得するビザ、登録する学校の種類、英語力のレベルによって誰にでも海外で仕事ができます。
ただし、渡航先によって就労条件が異なるので、渡航中に仕事をしたいと考える人は、事前の留学準備期間に必ずきちんと調べておくことが大切です。
ビザによる違い
ビザの種類によって就労条件が大きく変わります。
渡航目的を明確にし、目的にあったビザを選びましょう。
観光ビザ
観光ビザは、あくまで「観光」を目的に滞在するために発行される「短期滞在」用ビザです。
そのため「観光ビザ」では就労することはできません。
学生ビザ
学生ビザは、現地で語学学校・大学・専門学校などに通う「学生」として滞在するために発行される長期滞在用ビザです。
原則、就労はできませんが、留学生として一定の条件を満たしている場合、週に20時間ほど就労が認められるという国もあります。
ワーキングホリデービザ
18歳から30歳までの若者が申請できるワーキングホリデービザは、ワーキングホリデー協定国同士であれば、1年間フルタイムでの就労が可能になります。
就労ビザ
海外で就職が決まっている人が取得できる就労ビザがあれば、現地の人と同じ条件でフルタイムでの就労が長期可能です。
仕事の種類
ここでは主に留学生ができる仕事の種類をみていきましょう。
アルバイト
個人のスキルによってアルバイトの種類は異なりますが、英語が得意でない人でも日本食レストランや日系家庭でのベビーシッター、日本語教師などのように日本語を生かす仕事があります。
英語が得意であればさらに幅が広がり、免税店、ツアーガイド、通訳アテンドなどキャリアアップに繋がるような仕事にもつくことができます。
インターンシップ
インターンシップと言っても語学のレベルや専門性によって参加できるものが変わってきます。
自分の目的にあったインターンを探してみましょう
専門性の低い無給インターン
専門性の低い無給インターンとは、文字通り給料が発生しない、また語学のレベルや年齢など参加条件がほとんどないものです。
ボランティアに限りなく近いものです。
専門性の高い無給インターン
専門性の高い無給インターンとは、参加条件に語学力や様々なスキルが必要となります。
近年ではIT、オフィス系、ホテルのインターンなど実際に現場で働かせてもらいながら経験を積んでいくものがあります。
有給ではないのでどんなお仕事でもチャレンジすることが可能なのが特徴ですが、語学力は中級〜上級以上のスキルが求められます。
こちらに参加することによって英語力はもちろんですが、海外で働く経験ができます。
専門性の低い有給インターン
無給インターンとは異なり、給料が発生するインターンシップで、こちらは有給とは言ってもアルバイトに近いものです。
語学力が低い方でも参加でき、ワーキングホリデーへ参加される方がチャレンジする場合が多いです。
専門性の高い有給インターン
日本人の方がイメージしているインターンで多いのがこちらのインターンです。
こちらは現地の企業など実際にお仕事をします。
現地の人と一緒に働くことができる英語力が必要となる事はもちろんですが、職種によっては高い専門スキルや経験が求められる場合があります。
こちらのインターンの代表的なプログラムがco-opプログラムとなります。
フリーランスで働く
インターネットの発達により海外でも日本の仕事を受けてフリーランスとして働くことができるようになりました。
クラウドワークスやランサーズを使ってライターの仕事やウェブサイトの運用などパソコンがあれば可能です。
他にもBUYMAで海外にしかない服などを販売することもできるでしょう。
収入を得られるだけではなく個人として収入を得るという事は今後の人生にも大きく生きてくるでしょう。
留学を期に、お仕事の幅を広げる事にもチャレンジしてみましょう。
仕事の探し方
実際にみんながどのように海外で仕事を探しているのか、ここでは現地で仕事をした留学経験者の意見から3種類の方法をご紹介します。
友達からの紹介
何と言っても一番多いのが友達からの紹介です。
「すでに仕事をしている友達から、人手不足で声をかけられた」「友達が帰国するので、入れ替わりで仕事をすることになった」「友達の友達がお店を経営していて、アルバイトを探していた」というように、口コミで仕事を見つける方法です。
掲示板で応募
仕事の探し方としては、日本人向けの現地情報サイトや現地の人向けのアルバイト情報サイトの求人掲示板をみて応募する方法もあります。
特に、日本人向けの現地情報サイトには日本人が働きやすいような職種が多いため、初めて仕事探しをされる人でもチェックしてみましょう。
履歴書を直接提出
日本人の方が意外と知らない方法がこちらの履歴書を直接お店に渡しに行くという方法です。
外食した際に直接レストランのマネージャーに履歴書を提出してみたり、気になるカフェやバーにとにかく履歴書を配り歩くなどしてみましょう。
また、お仕事探しはタイミングがものすごく大事になります。
1回提出して断られても何度もお店周りをしていくと1週間前に断られたのに今回は採用!といったパターンもあります。
是非チャレンジしてみてください。
良い仕事を見つけたいなら英語力を上げておこう
海外で仕事をするためには、必ず英語ができなければならないというわけではありません。
英語がまだ得意でない人でも、日本語を使った仕事を見つけることもできます。
しかしそれらの仕事は最低賃金がほとんどで、生活費を賄える程度でしかありません。
そのため帰国後のキャリアアップの転職を目指す人や、現地での就職などを視野に入れている人は、海外で経験を積めるような仕事に就くようにしましょう。
そのような良い仕事を見つけるためには、ネイティブと共に働けるようある程度の英語力が必要となります。
基本的な英語力を日本で身につけ、現地に着いてからは会話などの実践を通して英語力を上げていき、そして仕事を見つけるようにしましょう。
仕事探しはタイミングが大事
海外でのお仕事探しはタイミングがものすごく重要です。
年末年始はお仕事をやめる人が多いのでお仕事が見つかりやすかったり、ファームジョブは季節によって給料が大きく変わってくるなど仕事探しや仕事をするタイミングによって給料などが大きく変わってきます。
現地でお仕事をすることを考えている人は留学エージェントのカウンセラーなどにしっかりと相談して渡航前に計画立てをしておくようにしておきましょう。
まとめ
「海外で仕事をしてみたい」と考える人も多いでしょう。
現地で就職して働くことが可能な就労ビザでなくとも、留学生として一定の条件を満たしていれば学生ビザでも仕事をすることは可能です。
また、18歳から30歳までであれば、仕事をしながら1年間気軽に滞在できワーキングホリデービザでチャレンジしてみるのもよいでしょう。
留学生の場合は、基本的にアルバイト・無給インターン・有料インターンの3種類があり、友達からの紹介・掲示板で応募・履歴書を直接提出で仕事を見つけることができます。
帰国後のキャリアアップの転職を目指す人や、現地での就職などを視野に入れている人は、できるだけ自分のキャリアに活かせる職種に就けるよう、英語力をしっかり上げておくことが必要になります。