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ワーホリに行ってみたいけど、「英語が話せない」「英語が苦手」という方も多いのではないでしょうか。
もし行けたとしても、現地でどうなるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、英語が話せない人のワーホリ事情を紹介します。
ワーホリは英語が話せなくても行ける?
結論から言うと、英語が話せなくてもワーホリに「行けます」!
ここでは、その理由とワーホリの条件を解説します。
なぜ英語力は必要ないのか?
ワーホリの滞在目的は「観光」そして「現地の文化に触れる」こと。
観光・就学・就労など、特定の国で自由に過ごすことができるビザのことをワーキングホリデー、通称「ワーホリ」といいます。
英語が話せなくても海外旅行に行けるように、ワーホリビザで海外に渡航することが可能です。
ワーホリ参加条件
ワーホリビザは日本国籍を要する18歳から30歳までの方であれば、学歴、英語力を問わず、どなたでも取得可能です。
1980年にオーストラリアとワーホリ協定を結んで以来、ニュージーランド、カナダをはじめ、イギリス、アイルランドのヨーロッパ諸国、アルゼンチン、チリの南米諸国など、2025年時点で協定国は30カ国に上ります。
国によってルールは異なりますが、滞在期間は原則1年間と定められており、ワーホリビザの延長は認められていません。(参考サイト:外務省)
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英語が話せなくても仕事はできる?
ワーホリは「ホリデー」がメインといえますが、就労も認められている制度です。そのため、海外で働けるチャンスがあることが大きな魅力といえます。
「せっかくなら、一度は海外で働いてみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、「英語が話せないと海外で働くのは難しいのでは…」と不安に感じている方も少なくありません。
実は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなど、日本人が多く住む国では、英語をあまり使わずにできる仕事も存在します。
ここでは、そのような国で見つけやすい職種をいくつか紹介します。
日本食レストラン
近年の日本食ブームの影響もあり、世界各地には数多くの日本食レストランが存在します。
特にワーホリで渡航する人が多い都市では、日本人スタッフを採用している店舗もあり、オーナーが外国人であっても、日本人を積極的に雇用しているケースもみられます。
なかには、キッチンスタッフのほとんどが日本人というお店も珍しくありません。スタッフが日本人同士であれば、職場内の会話も自然と日本語が中心になります。
接客業務は現地のお客様との英語でのやり取りが必要ですが、キッチン担当であれば、英語がほとんど話せなくても働けるのが特徴です。
日本人にとって、日本食レストランは手軽に挑戦しやすい職種の1つといえます。
ホテルやオフィスの清掃係
世界中から集まるワーホリメーカー(ワーホリビザで滞在している人)に人気の職種のひとつが、ホテルやオフィスの清掃スタッフです。
初日に簡単な説明を受けたあとは、自分の担当エリアを黙々と掃除することがメインとなるため、英語力に自信がなくても始めやすい仕事です。
実際に働いている人の多くは、英語を母語としない外国人。コミュニケーションが必要な場面でも、基本的な単語でのやり取りで十分対応できるといえます。
さらに、観光のハイシーズンには時給が上がることもあるため、短期間で効率よく稼ぎたい方にもおすすめです。
ファームジョブ
特にオーストラリアやニュージーランドで人気の職種が、ファームジョブ(農場での仕事)です。作業は見よう見まねで覚えられるものが多く、英語が話せなくても働ける仕事が多いといえます。
また、ファームには世界中から留学生やワーホリメーカーが集まっており、雇い主も英語が苦手な人に慣れている方もいます。語学面では安心して働ける仕事の一つです。
体力が必要な作業もありますが、仕分けなどの軽作業もあり、女性も多く活躍しています。
就労期間中の宿泊や食事が農場から提供されることもあるため、働き先の条件によっては、出費が抑えられるという場合もあるのが特徴です。
日系企業
社会人経験のある方は、渡航先にある日系企業で現地採用に挑戦することも可能です。
多くの場合、日本からの駐在員とともに日本語で業務を行うため、英語力よりも専門的なスキルや経験が重視されます。
なお、ワーホリビザでの採用を受け付けていない場合もあるため、事前に採用条件を確認し、問い合わせや応募をしてみることをおすすめします。
海外での実務経験は、将来的なキャリア形成において大きな強みとなるでしょう。
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英語が話せなくてもワーホリに行くメリット
英語が話せなくても働けるとわかっていても、家族や友人と離れて海外で生活することに不安を感じる方は少なくありません。
ここでは、そんな方にこそぜひ知っていただきたい、ワーキングホリデーに挑戦することの魅力やメリットをご紹介します。
きっと、一歩踏み出すきっかけになるはずです。
参加に年齢制限がある
ワーホリへの参加には年齢制限があり、ビザを申請できるのは原則18歳から30歳までとなっています。
そのため、「英語をもっと身につけてから申し込もう」と20代後半になってから考えていると、気づいたときには申請できる年齢を過ぎてしまっている…ということも少なくありません。
自分のライフスタイルに合わせて、比較的自由に海外に長期滞在できる制度は、ワーキングホリデー以外にはほとんどありません。
だからこそ、「いつか海外に住んでみたい」と思っている方には、申請可能な年齢のうちに思い切って挑戦することを強くおすすめします。
英語力がある程度伸びる
「海外に住めば自然と英語が話せるようになる」と思う方もいますが、実際はそう簡単なものではありません。聞いていれば自然と覚えてしまう子どもたちとは違い、大人になってから語学を学ぶ場合はそれなりの勉強や努力が必要です。
しかし、ペラペラに話せるようにならないとはいえ、1年間海外で生活していればある程度の英語力が付くといえます。
現地では、最初は英語を話すことに抵抗を感じるかもしれませんが、食事を注文したり、買い物をしたりする際は英語を使わなければなりません。
このような環境で1カ月、2カ月と生活をしていくと、次第に現地の人と英語を話す度胸がついてきます。毎日英語の環境に身を置いていると少しずつ耳が慣れ、知っている単語を駆使してコミュニケーションが取れるようになっていくはずです。
とにかくワーホリは楽しい
海外での暮らしは、毎日が新しい発見の連続です。現地にいるからこそ体験できること、新しいことに挑戦するチャンスが日常の中にあふれています。
語学学校や現地での仕事を通してたくさんの出会いがあり、世界中に人脈を広げることができます。
英語が完璧に話せなくても、現地の文化に触れ、人とのつながりを楽しむこと自体が、ワーキングホリデーの大きな魅力です。
価値観・人生観が変わる
生活する国が違えば、文化、歴史、価値観、さまざまな“当たり前”のことが変わってきます。
世界中から集まってきた人たちとの交流を通して、自分の視野が大きく広がり、今まで考えもしなかったような気づきを得ることもあります。
1年の海外生活を終えたとき、あなたの価値観や人生観は確実に変わっているはずです。
海外での就労経験ができる
ワーキングホリデーの最大の特徴であり、他のビザと比べて大きなメリットとなるのが、海外での就労が可能なことです。
多くの国では、原則として学生ビザでの就労は認められておらず、仮に働けたとしても週に働ける時間は制限されています。その点、ワーホリビザを取得していれば、フルタイムでしっかり働くことも可能です。
たとえば、季節労働などで短期間に集中して働くこともできますし、パートタイムのアルバイトをしながら、自分の時間を大切にする働き方も選べます。
さらに、海外での就労経験は、帰国後のキャリアチェンジやキャリアアップにつながる大きな強みになる可能性もあります。
「働きながら学ぶ」「現地の生活を体験する」という貴重な時間が、あなたの将来を豊かにしてくれるはずです。
英語が話せないままワーホリに行くデメリット
英語が完璧に話せなくても、現地で工夫しながら生活していくことはできます。
とはいえ、良いことばかりではないのが、ワーホリ生活のリアルです。
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、デメリットや大変なことについても、きちんと理解しておくことが大切です。
あらかじめ知っておくことで、渡航前に心構えができ、必要な準備や対策もしっかり行うことができます。
やりたい仕事ができない
ワーキングホリデーでは、英語があまり話せなくても働ける仕事はあります。
たとえば、日本食レストランやホテルの清掃、ファームジョブ、工場などがその一例です。
ただし裏を返せば、英語が話せなければ、選べる仕事の幅は限られるということになります。
- 英語を使って現地の職場で働きたい
- 帰国後の就職活動に活かせるスキルを得たい
- 将来的に海外就職を目指している
このような思いがあるなら、ワーホリに出発する前に、できる限り英語力を高めておくことが不可欠です。
事前の努力が、現地でのチャンスの広がりにつながります。
現地での生活に苦労する
海外で生活していると、ちょっとしたトラブルに対応しなければならない場面が少なからずあります。
- 買い物をしたときにお釣りが合わなかった
- レストランで注文したものと違う料理が運ばれてきた
- 家に不具合やトラブルが発生した
- ビザに関する手続きや、病気になったときの医療機関での対応 など
こうした状況にうまく対応するためには、やはり基本的な英語力が欠かせません。
英語が話せなくても何とか暮らしていくことは可能ですが、言葉が通じないことでストレスや不安を感じることも多く、生活の中で苦労する場面は避けられません。
出発前に少しでも英語に慣れておくことが、安心で快適な海外生活につながります。
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あったほうがいい!ワーホリに必要な英語力
ワーキングホリデーでは、英語が完璧に話せなくても生活していくことは可能です。
しかし、最低限の英語力があることで、現地での生活や仕事は格段にスムーズになります。
ここでは、目的別「あると便利な英語力の目安」を紹介します。
コミュニケーションを取るためには「中学英語」
現地の人とスムーズにコミュニケーションを取るために必要なのは、中学英語レベルの基礎力です。
特に文法をしっかり理解し、語彙を少しずつ増やしていくだけで、日常生活に困らない程度の英語力が身につきます。
中学英語をマスターすれば、飲食店やカジュアルなお店での接客業など、英語環境でのアルバイトにもチャレンジできます。
英語で仕事をするためには「TOEIC 600点以上」
現地で英語を使った仕事をしたい場合は、最低でもTOEIC 600点以上を目安にしておきましょう。
英語力が高ければ高いほど、選べる仕事の幅が広がり、待遇面でも有利になる傾向があります。
将来のキャリアにつながる経験を積みたい人は、日本にいるうちからしっかりと英語力を磨いておくのがおすすめです。
ワーホリに行くための準備
ワーホリに行くには、事前の準備が欠かせません。
渡航先の国によって多少の違いはありますが、基本的な準備内容は以下の通りです。
▼ワーホリビザ取得前の準備
- ワーホリで滞在する「国」を選択
- パスポート申請(または有効期限を確認)
- ワーホリビザの申請
▼ワーホリビザ取得後の準備
- 語学学校(に行く人は)入学手続き
- 航空券・海外保険の手配
- 滞在費の用意
- 現地に持って行くものを用意
- 必要に応じて役所での手続きや国際免許証取得など
ワーホリビザの申請方法は国ごとに大きく異なります。申請条件や必要書類、受付時期などは国によって異なるため、渡航先に応じた最新の情報を事前にしっかり確認しておきましょう。
スムーズに申請を進めるためにも、十分な準備期間を確保することが大切です。
英語力を上げるには日本人の友達を作るのは避けるべき?
「せっかく海外に行くのだから、英語力を伸ばすためにも日本人ではなく海外の友達を作った方がいい」という声を耳にすることがあります。
確かに、現地の人や他国の留学生と積極的に交流することで、英語力が伸びるのは事実です。
しかし、日本人の友達を作ることが必ずしも悪いわけではありません。
日本全国から集まってきた、バックグラウンドも価値観もさまざまな人たちとの出会いは、とても刺激的で学べることもたくさんあります。
また、仕事や住まいに関する貴重な情報を共有し合えるのも、日本人同士のつながりならではのメリットです。
「絶対に英語だけで生活したい!」という強いこだわりがないのであれば、バランスよく日本人との交流も楽しむのが、ワーホリをより充実させるコツのひとつといえます。
留学エージェントを利用しよう!
ワーキングホリデービザの申請は、英語や現地の言語で手続きを行う必要があります。そのため、記入欄のミスや不備が原因でビザが発給されなかったというケースも少なくありません。
英語力に自信がない方や、手続きに不安を感じる方は、留学エージェントを活用するのも有効な方法の一つです。
エージェントは、以下のような幅広いサポートを提供してくれます:
- 留学プランのカウンセリング
- ビザの申請申請サポート
- 学校の申し込み手続きや学費の支払い
- 渡航中の生活アドバイス など
初めての海外生活で不安がある方、一人での手続きに不安がある方、また忙しくて準備に時間をかけられない方にとって、エージェントは心強い存在になるはずです。
まとめ:英語が話せなくてもワーホリに行けます!
英語が話せなくても、ワーホリに挑戦する価値は十分にあります。
「英語に自信がないけれど、海外で暮らしてみたい」
そんな気持ちを持っている方にこそ、ワーキングホリデーは大きなチャンスです。
人気のオーストラリア、ニュージーランド、カナダをはじめ、イギリスやアイルランドなど、30カ国以上のワーホリ加盟国で最大1年間の滞在が可能なワーホリビザ。
「行っておけばよかった…」と後悔しないためにも、ぜひ一歩踏み出してみてください。世界中から集まった人たちと出会い、文化や価値観に触れながら過ごす時間は、視野を広げ、自分を成長させてくれる貴重な経験になるはずです。
ワーホリに少しでも興味を持った方は、ぜひこの機会に留学エージェント「ぼくらの留学」にご相談ください!
ぼくらの留学では、渡航前から帰国までワーホリのサポートを行っています。
↓ワーホリ体験談の記事はこちらから↓
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