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海外留学を成功させるためには、事前の入念な準備と正確な手続きが欠かせません。
本記事では、ビザ取得・学校申し込み・保険加入など、留学を実現させるために「絶対に必要な準備・手続き」をわかりやすく解説します。
また、準備を始めるタイミングや注意点についても詳しくご紹介しますので、これから留学を考えている方はぜひ参考にしてください。
留学準備には2種類ある|絶対必要な準備と、やっておくと良い準備
留学準備と一口に言っても、その内容は大きく2つに分けることができます。
1つは「行くために絶対に必要な準備」、もう1つは「しておくと留学生活がスムーズになる準備」です。
この2種類を理解しておくことで、優先順位をつけながら効率的に準備を進めることができます。
必ず必要な準備とは?
留学するには、まず「現地に到着して生活を始められる状態」にする必要があります。これに該当するのが、次のような必須の準備・手続きです。
- ビザの取得:国やプログラムによって必要なビザの種類が異なります(学生ビザ、ワーキングホリデービザなど)。申請に時間がかかることもあるため、早めの準備が必要です。
- 航空券の購入:渡航日を決め、最適な航空券を予約します。繁忙期や直近での予約は値段が高騰するため、余裕をもって手配することがおすすめです。
- 海外保険の加入:病気やケガ、盗難など万が一に備えて、留学中に適用される保険に加入しておくことが推奨されます。
- 学校の申し込みと入学手続き:語学学校や大学の入学許可がなければ、ビザが申請できない場合もあるため注意が必要です。
- 滞在先の確保:到着後すぐに住む場所を決めておくことで、現地での生活がスムーズに始められます。
- 空港送迎の予約:初めて訪れる国での移動に不安がある場合は、空港送迎を申し込んでおくと安心です。
これらは、行くために絶対必要な準備であり、すべての留学生に共通する基本的な手続きです。
やっておいた方が良い準備とは?
一方、出発前にやっておくことで、留学生活がより快適で充実したものになる準備もあります。必須ではないものの、できる限り取り組んでおくと安心です。
- 英語の基礎学習:事前に日常会話や基礎文法を勉強しておくと、現地での生活や授業への適応がスムーズになります。
- 荷物の準備と持ち物の確認:現地で手に入りにくいもの、日本から持っていったほうが便利なものをあらかじめリストアップして準備をします。
- クレジットカードや国際キャッシュカードの準備:現地での支払いやATM引き出しに備えて、利用可能なカードを準備しておきましょう。
- 現地情報のリサーチ:治安、気候、交通情報、文化などを事前に調べておくことで、トラブルの回避やストレス軽減につながります。
- 日本の役所での手続き(住民票・年金・保険など):長期留学の場合は、住民票の異動や国民年金・保険の手続きも必要になるケースがあります。
これらは留学先でのトラブル防止や、現地でのスタートダッシュを切るために重要です。時間に余裕があれば、積極的に進めておくことをおすすめします。
留学で絶対に必要な準備・手続き
留学に行くためには、どの国であっても最低限クリアしなければならない準備や手続きがあります。これらは、準備を怠ると「入国できない」「滞在できない」「留学生活が始められない」といったトラブルにつながるため、早めかつ確実に進めていくことが重要です。
ここでは、出発前に必ず済ませておくべき6つの準備について解説します。
ビザの取得(観光ビザ/学生ビザ/ワーキングホリデービザ)
多くの国では、短期滞在であってもビザが必要です。ビザの種類は、目的や滞在期間によって異なります。
- 観光ビザ:語学学校への短期就学などに利用されることが多く、申請不要の国もありますが、就労はできません。
- 学生ビザ:3ヶ月以上(国によって異なります)の長期就学を予定している人向けです。語学学校や大学などへの入学許可が取得済みであることが前提です。
- ワーキングホリデービザ:勉強・仕事・観光がすべて可能な特別なビザ。国によって発給条件や滞在期間が異なります。
ビザの申請には、学校の入学許可証、パスポートの有効期限、資金証明などの書類が必要な場合もあるため、申請時期や手順を必ず事前に確認しておきましょう。
航空券の手配
渡航日が決まったら、早めに航空券を予約しましょう。特に、留学のピークシーズン(春・夏・年末年始など)は航空券の価格が高騰し、満席になることもあります。
片道航空券での渡航が可能かどうかは、ビザの種類や入国条件によって異なります。往復航空券の購入が求められる国もあるので注意しましょう。
また、乗り継ぎや荷物の規定、現地到着時刻なども考慮し、自分の予定に合ったフライトを選ぶことが大切です。
海外留学保険の加入
留学中に病気やケガ、盗難、事故に遭った場合、日本の健康保険は適用されません。医療費が高額になる国もあるため、海外留学保険への加入は必須です。
場合によってはビザ申請時に保険の加入を義務付けているケースもあったり、指定の保険に加入する必要があるため、希望するビザの申請条件にきちんと目を通しておきましょう。
学校の入学手続き
学生ビザを申請される際に必ず必要になるのが、学校の入学手続きです。
事前の入学申込と入学金・授業料の支払いが必要で、入学許可書(Letter of Acceptance)は、学生ビザの申請に必須となるため、早めの手続きがおすすめです。
国によっては政府が指定した学校でしか学生ビザの発行がされない場合がありますので、学校選びは慎重に行いましょう。
また、学校によっては申し込み期間や入学日が決まっている場合もありますので、事前に確認をし、希望するスケジュールに合わせて計画を立てることが大切です。
滞在先の手配
留学での滞在方法は主にホームステイ、シェアハウス、学生寮の3つです。
ほとんどの留学生が渡航前に1ヶ月以上はホームステイや学生寮などの予約を行い渡航します。こちらはご自身で手配をすることも可能ですが、一般的に留学エージェントにお手続きをお任せする場合が多いです。
留学カウンセラーとしっかりと相談して留学前に滞在方法を決め、手続きを済ませてから渡航をしていきましょう。
空港送迎の予約
初めて訪れる国では、公共交通機関の利用や現地での移動に不安を感じる方も多いはず。特に英語に自信がない方は、空港送迎サービスの予約がおすすめです。
多くの語学学校や留学エージェントでは、送迎サービスをオプションで提供しています。空港でスタッフが出迎えてくれるため、安心して滞在先に到着することができます。
準備はいつから始めるべき?スケジュールの目安
留学の準備は、「思い立ったらすぐ」始めるのが理想です。しかし、実際には何からどの順番で進めればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ビザ・航空券・保険・入学手続き・滞在先手配といった主要な準備について、それぞれのタイミングや所要期間の目安を解説します。スムーズな出発のために、ぜひ参考にしてください。
ビザの準備にかかる時間
ビザの申請は、国やビザの種類によって申請方法・必要書類・審査期間が異なります。
- 観光ビザ(またはビザなし渡航):日本のパスポート保持者は、多くの国でビザ不要またはオンライン申請が可能です。準備は1〜2週間前でも間に合うことが多いですが、国によっても異なるため、出入国条件は確認が必要です。
- 学生ビザ:入学許可証を受け取ったあとに申請が可能となります。審査には1ヶ月〜3ヶ月程度かかることもあるため、最低でも渡航の3〜4ヶ月前から準備を始めましょう。
- ワーキングホリデービザ:オンライン申請が中心ですが、ビザ発給までに1〜2ヶ月以上かかる場合もあります。また、ビザ申請の前に抽選などを行う国もありますので1年〜半年前からビザの取得を頭において留学計画を立てるようにしましょう。
航空券はいつ買うべき?
航空券は、早く購入するほど安くなる傾向があります。特に留学シーズン(春休み・夏休み・年末年始など)は需要が高まり、直前になると価格が上がったり、希望の便が満席になることもあります。
ビザの申請が不要または、すでに取得済みであれば、3〜4ヶ月前の取得がおすすめです。ビザの発給待ちの場合は、ビザが確定してから購入するようにしましょう。
保険加入のタイミング
海外留学保険は、渡航日からカバーされるように加入する必要があります。
渡航の1〜2ヶ月前には保険会社を比較検討し、出発の2週間前までには加入手続きを完了させましょう。
ビザ申請の際に保険の提示が必要な国もあります。その場合は、ビザを申請する前に加入手続きが完了するよう準備を進めましょう。
入学手続きと滞在先の手配タイミング
学校の入学手続きと滞在先の確保は、留学準備の中でも最も早く始めるべき工程です。
長期留学の場合は学生ビザの申請もあるので、余裕を持って6ヶ月前には入学手続きをすることをおすすめします。
滞在先の手配は、学校の入学手続きと同じタイミングで手配を行います。夏休みなど留学生が多い時期は、ホームステイや学生寮が一杯になってしまう場合があるので、早めに滞在先の手配をしていきましょう。
留学エージェントにサポートしてもらおう
以上のように、留学の準備や手続きはたくさんあります。個人での手配も可能ですが、書類が足りなかったり送金ミスなどにより、ビザ申請時や現地到着後トラブルになるケースもあります。
特に初めての方や一人で準備をするのが不安な方は、事前に留学エージェントに依頼をし、手続きを行うことをおすすめします。
また、留学エージェントを利用することで手続きの手間が省け、「やっておいた方が良い留学準備」に多くの時間を使うことができます。留学エージェントをうまく利用し、充実した留学生活が送れるように準備をしていきましょう。
留学エージェントを利用するメリット・デメリットについて、詳しくはこちらの記事をご確認ください。
まとめ|余裕をもって準備を始めよう
留学を実現させるには、事前の準備と多くの手続きが必要です。ほとんどの留学生が1年前から遅くても半年前には留学準備を始めます。
「必ず必要な準備」は留学エージェントを利用すれば3〜4ヶ月程度で完了することができますが、「やっておいた方が良い準備」は早くやればやるほど留学の充実度が違ってきます。留学準備は余裕を持ってできるだけ早めに行動しましょう。
また、初めて留学される方や一人で準備をするのが不安な方は、事前に留学エージェントに頼んで手続きを行うことをおすすめします。
『ぼくらの留学』では、学校への入学手続きや渡航準備についてもしっかりサポートしますので、初めての留学でも安心です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。