概要
- 自己紹介
- 留学前の体験談
- フランス語を学ぶことになった経緯
- 海外に興味を持ったきっかけ
- フランス留学を選んだきっかけ
- フランス留学に行くための情報収集について
- 留学後の体験談
- フランス留学前にやっておくと良いことは?
- おすすめの勉強方法は?
- フランス語が話せるようになった実感は?
- 留学での生活スタイルは?
- フランス留学で一番印象に残っていることは?
- フランス留学で得られたものは?
- フランス留学の魅力は?
- フランス・ニースの魅力は?
- 現地で流行っていたことは?
- 困ったことは?
- 気をつけておくことは?
- 生理用品について
- さやかさんからメッセージ
- フランス留学に行こうか迷っている人へ
- 海外留学に興味のない人へ
自己紹介
氏名:さやかさん
出身:鹿児島
渡航先:フランス・ニース
経歴:高校生の時にニュージーランドのオークランドで英語留学をし、大学生の時にフランスのニースへフランス語の留学をした。
~インタビュー形式~
ー まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
はい。「Coucou tout le monde! J’espére que vous allez bien.」
※訳:みなさん、こんにちは。みんなが元気だとうれしいです。
フランス大好き、パリジェンヌになりたい、さやかです。
この挨拶は、youtubeで使っていて、その中でフランス留学やフランス旅行を経験した中で感じた日本とフランスの違いやフランスの良さを発信しています。
フランスを大好きになってくれる人を日本に増やしたいという思いでやっています。
渡航前の体験談
ー 簡単にフランスのニースでフランス語とフランス文学を学ぶことになった経緯を教えてください。
普段は会社員をしていますが、大学の時にフランス文学、フランス文学科で勉強していたことがあり、その時に留学をしました。
フランスへ留学に行った経緯は、フランス語ができるようになりたいという思いとフランス文学の中で勉強していた画家の美術館がニースにあり、そこで勉強したいと思ったからです。
ー ありがとうございます。今回は、フランス留学についてインタビューしていきたいと思います。その前に、そもそも海外に興味を持ったきっかけはなんですか?
私は高校生の時に英語が全然できず、それを見かねた父親が海外でホームステイに行って、やらないといけない環境になったら英語ができるようになるかもしれないと思って、父親が自分で航空券を取り、語学学校を見つけて「短期留学してこい」と命令してきたので、「じゃあ行ってこようかな」くらいの思いで留学に行きました。
そこではホームステイをして、語学学校に行っただけですが、自分の知らない世界を知ることができ、英語や外国語ができるようになればもっと世界が広がるということで興味を持ちました。
ー お父さんの影響なんですね。最初の留学はどこに行きましたか?
ニュージーランドのオークランドです。
ー 英語圏ではなく、フランス留学に行こうと思ったきっかけはなんですか?
ニュージーランドに行った後、高校でフランス文学を学ぶ機会があり、大学でフランス文学を勉強したので、英語圏ではなく、フランス語圏での留学を考え、フランスに行きました。
ー ありがとうございます。フランス留学に行くための情報収集はどのようにしましたか?
情報収集で一番大変だったのは、ビザ関係でした。
そこで大使館の情報を良く見たり、日本にいるフランス人の友達に情報を教えてもらいました。
あとはインターネットでも調べましたね。
渡航後の体験談
ー 最近ではSNSなどでも情報収集できますよね。ちなみに留学へ行くとなると通常は英語圏へ行く方が多いですが、フランス留学へ行く前にやっておいた方が良いことはありますか?
マインド的なことで言えば、失敗を恐れない、人に素直に聞けるということですね。
失敗して当たり前という気持ちを持っておいた方がフランスでは良いと思います。
英語が通じないことも多く、思うように進まないことが当たり前と最初は割り切ることが必要です。
あとは事前に足りないと感じたことは、危機管理ですね。
例えばカードやパスポートを紛失した時など、何か問題が起こった時に、どう行動するべきか、どこへ連絡するべきか、どういう手続きが必要になるかなど事前に情報収集をしておいた方が良いと思いました。
ー 確かにそうですね。他の国でもそうですが、トラブルがあると思いますので、予めどこが危険なエリアかやどこに連絡したら警察などに繋がるかなど知っておいた方が良いですね。
ー ではフランス語を勉強するにあたり、おすすめの勉強方法やアプリケーションはありますか?
私は常に小さいノートを持ち歩いていて、聞いた言葉や街中で見た、聞いた言葉をひらすらメモして、家に帰ってきたら、その言葉を調べるようにしていました。
あとはオンラインで「ハロートーク」というアプリケーションを活用していました。
ー 私も「ハロートーク」をやっていますが、現地で「ハロートーク」を通じて友達はできましたか?
はい、たくさん友達ができました。
実際にフランス留学をしている時に街で会って、ご飯を食べに行ったり、買い物をしました。
私が日本に帰国した後もその友達が日本に遊びに来てくれて、仲良くなりました。
ー それは良いですね。ではフランスに行って、フランス語が話せるようになっているという実感はありますか?
そうですね、話せるようになった実感は、1対1での会話はある程度できていましたが、グループで話をしている時にパッと話を振られて、そこでちゃんと答えられ、笑いが起きた時は自分は話せていると感じました。
またテレビを見ていて、言っていることがわかり、笑えるようになった時はフランス語がわかるようになったと実感しました。
ー よく英語が話せるようになった時に夢で英語で話しているという話を聞きますが、フランス語で話している夢はみましたか?
見ました。
夢でフランス人の友達が出てきて、普段と変わらずフランス語で話をしていました。
ー そうなんですね。では現地ではどんな生活スタイルでしたか?
公立の大学に通っていたので、朝は9時くらいから授業が始まり、15時くらいに終るという感じで、日本の大学と同じようでしたね。
時々授業が午前中に終ることもあり、その時は空いた時間に図書館で勉強したり、友達と遊びに行ったり、一人の時は美術館や展覧会に行って過ごしていました。
ー 美術館などは費用が高いですか?
そうですね、費用はかかりますが、フランスは芸術や文化を発展させることに力を入れていて、学生の時は学生証を見せれば安くなったり、26歳未満は割引があったりしました。
また月に1回程度ですが、日曜日に全員無料の日もありました。
ー 学生の時はどういう所に住んでいましたか?
アパートで一人暮らしをしていました。
ー そのアパートはどうやって探しましたか?
実は留学する前に休みを利用して1ヵ月くらいニースの語学学校に行っていました。
その時はホームステイをしていましたが、そこでホストマザーをしていた方と短期留学後にも連絡を取っていて、再びフランスに行く時に「今、家を探しているけど、良い所が見つからない」と相談した所、空いている家があるから貸してあげると言われて、そのアパートを貸してもらいました。
ー そういう縁は大切ですね。フランスでは一般的にはどうやって家を探すのでしょうか?
普通はインターネットで調べて、出てきた所に問い合わせをする感じですね。
そのためフランス語ができないと大変だと思います。
ー 他の国では日本人のための家やアルバイトを探すアプリケーションがあったりしますが、フランスにはありましたか?
日本人のためのものはわからないですね。
「外国人OK」という英語のサイトはありましたが・・・。
私は日本語では見たことがないですね。
もしかしたらFacebookやSNS上にあるかもしれません。
ー そうするとある程度の語学力がないと難しいですか?
家を探すのは、フランス語ができなくても英語ができれば大丈夫かもしれません。
ー 生活していく中では英語とフランス語はどちらを使う割合が高いですか?
私は英語ができなかったので、ほぼフランス語で話していました。
フランス人の英語はかなり独特でフランス語のような発音をするので、私はその英語で話しかけられても気付けないほどでした。
そのため、恐らく相手は私が英語がわからないと思って、それからフランス語で話しかけてくれるようになりました。
時々フランス語の単語でわからない時に英語ではこういうけど、フランス語ではなんて言うの?と聞く時に英語を使うくらいでした。
ー フランス留学で一番印象に残っていることは何ですか?
結婚式や誕生日パーティーが豪華で楽しいと思いました。
ー 誕生日パーティーも豪華なのですか?
そうですね。
みんなでプランを立てて、ワイワイ楽しんでいました。
日本では彼氏や彼女と二人きりでロマンティックに過ごすことが多いと思いますが、みんなでお祝いするのも悪くないと思いました。
ー ではフランス留学に行って良かったことや得たものはありますか?
大きく分けて2つあります。
1つ目はフランス語が分かるようになったこと、2つ目は自分を表現する大切さを感じられたことですね。
ー ありがとうございます。フランス留学の魅力を教えてください。
フランス語を勉強する魅力はたくさんありますが、例えば活躍の場が広がるということですね。
IOCや赤十字など国際的な公共機関の公用語で使われています。
そういう所で世界的に活躍したい人には英語はもちろんフランス語がおすすめです。
あとはフランス語はフランスだけでなく、他のヨーロッパ(ベルギーやスイスなど)でも使われていますし、アフリカでも使われています。
私もモロッコに旅行した時はフランス語を使って楽しく旅行しました。
その他にもカナダのケベック、オセアニアのニューカレドニアやタヒチなどでも使われています。
自分が旅行に行く先で楽しめる幅が広がると思います。
そして今後、色々な言語を学びたい方にもおすすめです。
フランス語はイタリア語やスペイン語などヨーロッパ圏の言葉と似ている所があり、1つフランス語を学んでおけば他の言語にも応用がきくと思います。
ー 英語が話せればどこでも通用すると思っていましたが、フランス語もかなり活躍しますね。
人口としては世界で9番目くらいでそれほど多くないですが、フランス語を勉強している人数で言うと、英語に次いで2番目なんです。
多くの人がフランス語を勉強しようとしているので、頼りになる言語です。
ー ではフランス・ニースの魅力を教えてください。
ニースは気候が良い所と規模感が良いと思います。
気候は南の方にあり、地中海性気候と呼ばれていて、とても暖かく、雨もあまり降らないです。
私は鹿児島出身なので、太陽が恋しくなります。
そういう点で、ニースは太陽があり、テラスでご飯できたりと生活するには良かったです。
あとは人があまり多すぎない所です。
夏やカーニバルの季節はたくさんの人がやってきますが、普段はそれほど人口も多くないので、地元の人と仲良くなりやすいです。
ー 現地で流行っていたことはありますか?
私は留学したのがかなり前ですが、当時はセグウェイの車輪と板だけのものが流行っていました。
ちょうどクリスマスの直後だったので、町中に子供達がその乗り物を練習していました。
ー 日本ではあまり見られない光景ですね。ちなみに交通規制は日本に比べると緩いですか?
緩いです。
車ではよくクラクションを鳴らすので、にぎやかです。
あと歩いている人は平気で赤信号を無視します。
留学中に私が赤信号を待っていた時は、隣を通るお兄さんに「何を待っているの?」と言われたことがあります。
赤信号を待っていたのですが・・・。みんな自由ですね。
ー では現地で困ったことはありましたか?
私はトイレの環境に困りました。
便座がないし、便器の位置が高く、ティッシュがないことが多かったです。
便器の高さはハイヒールを履いてなんとかしていましたが、便座がないのは大変でした。
学校の中では図書館のトイレが綺麗だったので、わざわざ違う校舎で勉強していても休み時間にトイレのために図書館まで走って行って、戻るという生活を送っていましたね。
ー 大変ですね。高さが違うのは体形の違いがあるからですか?
恐らくそうだと思います。
脚の長さが違いますね。
私には足りなかったです。
ー 他に気を付けておくことはありましたか?
私はよく飲み会に参加していましたが、日本と違う文化がありました。
乾杯をする時に日本ではどこを見て乾杯しても特に怒られませんが、フランスではちゃんと乾杯する相手の目を見てやらないといけないという文化がありました。
実際にそのことで怒られたことがあります。
あとは帰りがかなり遅くなるので、自分で帰る時間を決めておかないと朝までいることになります。
ー 飲み会で夜に帰る時はどうやって帰っていましたか?
ウーバーを活用したり、友達の車に乗せてもらっていました。
どうしても歩かないといけない時はほとんど走っていました。
絶対に歩きスマホはしませんでしたね。
ー やはり夜に歩くのは危ないですよね?
怖かったですね。
私は本当にラッキーな事に何も危険なことが身に起きなかったですが、ATMでお金をおろす時も日中の人が多い所でおろしたりしないと、そのまま持っていかれるという話を聞いたことがあります。
ー 日本人がフランスに行って気を付けた方が良いことはありますか?
法律的なことはフランスの方が日本より緩いですが、やはり治安面は観光でも気を付けておく必要があります。
ご飯を食べる時も鞄を横に置かないなどですね。
ボケっとしていると鞄から財布だけが抜かれていると聞いたことがあります。
私は斜め掛けのポシェットのようにして、鞄も紐をくくりつけていました。
日本人は平和ボケ?しているのか現地のスリに警戒心がなく、本当に狙われやすいです。
現金を持ち歩いている人も多いので、スリの世界では有名のようです。
ー 実は女性の方が出発前の準備で不安な事の一つに生理用品に関することが多いのですが、フランスの生理用品はどうですか?
生理用品は日本の方が良いと思います。
ただフランスはタンポンの種類は豊富でした。
あとはTバック用のナプキンやおりものシートがあり、それは日本より種類があると思います。
肌触りや質は日本の方が良いですね。
私は初めの1ヵ月分くらいは日本から持っていきましたが、荷物になるので、それ以降は現地で調達しました。
ー 日本製のものは買うことができますか?
売ってなかったと思います。
アジアスーパーもありますが、食材がメインなので、日用品は売ってなかったです。
私は普通のスーパーでフランスのものを買っていました。
ー 肌が敏感な人は大量に持っていく方がいいですね。
そうですね。
ただフランスにもビオという、天然素材を扱っているお店があります。
日本にもビオセボン(Bio c’ Bon)っていうお店がありますよね。
そういう所ではナチュラルなものや無農薬の野菜などを売っているので、そこにはコスメや生理用品もあるので、肌に良いものや体に良いものを買うと良いかもしれません。
さやかさんからメッセージ
ー 実際にフランス留学に行こうか迷っている人へのメッセージをお願いします。
フランスは本当に日本で当たり前のことが当たり前にいかないというもどかしがありますが、それを乗り越えていくとか楽しむことでポジティブに生活したい方にはおすすめの国です。
刺激的な体験もできますし、言葉も私は文法の本などで勉強することが苦手で、学校の成績も悪かったのですが、現地に行き、現地の人の生活を知り、そういう習慣があるからこの言葉が生まれたとか新しい気付きがあり、新しいことを学びたい方にはおすすめです。
ー さやかさんが英語が苦手ということが意外でした。最後になりますが、海外留学に興味のない人へのメッセージもお願いします。
海外は自分の選択肢、人生の選択肢を増やすということで海外留学はおすすめできます。
あとは自分自身を良く知れる、絶好の良いチャンスになると思います。
そのために留学や海外に行くことをおすすめしたいです。
ー とても素敵なメッセージをありがとうございます。今回のインタビューではフランス留学のことを知ることができ、ニースの魅力も分かりました。