目次
留学先の国を決めるのとあわせて、各都市の情報を知ることは重要です。
基本情報、気候、文化、有名スポットなど都市によって様々な特徴があります。
その都市に興味を持つことから初めてみましょう。
ケアンズの魅力/特徴
オーストラリア北東部にある港湾都市「ケアンズ」。
世界最大のサンゴ礁地帯、及び世界自然遺産に登録された「グレートバリアリーフ」には、カラフルな熱帯魚やウミガメなど多種多様な海洋生物が生息しています。
この一帯はまさに「海の宝石箱」の名にふさわしい光景が広がります。
また、蒼い海の背後には鬱蒼と生い茂る熱帯ジャングルが広がり、「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」として世界自然遺産に登録されています。
大きな魅力は海と山の両方に世界遺産があり、太古から現代に続く手付かずの雄大な自然を体感できることです。
ケアンズの基礎情報
面積
約605.39平方キロメートル
人口
約15.4万人(2019年6月:Australian Bureau of Statistics調査)
宗教
キリスト教(52.1%:カトリック[22.6%]、聖公会[13.3%]が2大宗派)、イスラム教(2.6%)、仏教(2.4%)、ヒンズー教(1.9%)、ユダヤ教(0.4%)、無宗教(30.1%)など(2016年:Australian Bureau of Statistics調査)
物価
ミネラルウォーター(約500cc)が約265円(≒$3.20) ※2021年2月時点
日本との時差
+1時間(サマータイム実施ありません)
国土の広いオーストラリアではエリアによって時差が異なります。
また、州・エリアごとの取り決めにより「サマータイム(10月第一日曜午前2時~4月第一日曜午前3時)」が実施され、1時間進めます。
サマータイム実施の前後日は時計の調整を忘れないよう注意が必要です。
(サマータイムあり)
ニューサウスウェルズ州、ビクトリア州、タスマニア州、南オーストラリア州
(サマータイムなし)
クイーンズランド州、西オーストラリア州の2州及びノーザンテリトリー
ケアンズの気候
熱帯モンスーン気候に属するケアンズは年間を通して平均気温が20℃以上と温暖です。
熱帯地方独特の雨季(11~5月)と乾季(6~10月)があります。
雨季になると気温は30℃以上を超える日が続くうえ、蒸し暑さが増します。
台風クラス以上になると言われるサイクロンや突発的な嵐のひとつスコールなど天候が不安定となります。
乾季は蒸し暑さも和らぎ快適に過ごせますが、海に入るとやや肌寒く感じます。
観光シーズンは雨季に比べ、天候が比較的安定し穏やかな乾季に渡航するのがおすすめです。
ケアンズのアクティビティ
海と山それぞれに世界遺産があるケアンズでは豊富なアクティビティが盛りだくさん。
ケアンズのアクティビティをご紹介します。
世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」でマリンスポーツを満喫!
ケアンズ近海では透明度の高い綺麗な海が広がり、浅瀬でも熱帯魚など様々な海洋生物を観ることができます。
小さなお子様でも安心して楽しめるシュノーケリングのほか、初めての方でも安心して参加できる体験ダイビングなど幅広い年代に人気のアクティビティが豊富にあります。
海で泳ぐことに抵抗感がある、または泳ぎに自信がない方には専用ヘルメットをかぶって海に潜る「シーウォーカー」がおすすめです。
目の前を優雅に泳ぐ魚たちに餌付けをしながら海中散歩を楽しむことができます。
人気沸騰中!熱気球に乗って遊覧飛行を体験!
ケアンズ市街地から車で約1時間ほどの距離にある高原地帯の町「マリーバ」では熱気球に乗って遊覧飛行するアクティビティがあります。
比較的気温が低い早朝に催行されるツアーがほとんどで、最終日の日本へ帰国前に参加することもできる人気ツアーのひとつです。
広大なオーストラリア大陸を熱気球から眺める景色は絶賛で、天気の良い晴れた日には遊覧飛行中に目の当たりできる「朝日鑑賞」がツアーの目玉です。
熱気球のバルーン部分はオーストラリア固有種のコアラやカンガルーの愛らしいイラスト形式で描かれているのが特徴です。
スリル満点の激流下り「ラフティング」に挑戦!
ケアンズにはスリル満点の激流スポットが数多くあることで有名です。
ラフティングツアーは1回あたり2時間前後が定番ですが、ケアンズでは1日がかりで下るラフティングツアーが催行されています。
世界有数の激流スポットのひとつ「タリー川」では、熱帯雨林の中を7名乗りのゴムボートで約40㎞に及ぶ距離を1日がかりで下り、午前と午後それぞれ2時間ずつ要した本格的なアクティビティです。
終日ツアープランはランチ付きなので、午前と午後後の休憩時間に熱帯雨林内の特設所でバーベキューなど楽しむことができます。
ケアンズの有名スポット
紺碧の海の中に広がる世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」と世界最古と呼ばれる鬱蒼と生い茂る熱帯雨林「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」。
雄大な自然が広がるケアンズでは海と山の2つの世界遺産が隣り合わせにあることが特徴です。
留学期間中に訪れてみたいおすすめスポットをご紹介します。
キュランダ高原列車
1891年の開業以来、ケアンズ観光のハイライトとして人気の観光列車。
ケアンズ中心地のセントラル駅からキュランダ駅までのおよそ32㎞を結ぶ路線です。
日本の人気テレビ番組のひとつ「世界の車窓」のオープニング映像を飾るほど豊かな自然美が広がります。
路線途中の絶景ポイント「バロン滝」付近など列車は幾度か停車するので、ケアンズ旅行の思い出作りにゆっくり記念写真撮影もできます。
スカイレール
世界遺産「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」にある熱帯雨林の上を通過する全長7.5㎞におよぶ観光用ロープウェイ。
ケアンズ~キュランダ間を片道およそ1時間半ほどかけて空の旅をお楽しみいただけます。
キュランダ高原列車とセットにしたツアーに参加するのが一般的で、ロープウェイから世界太古の熱帯雨林を眺めた後に、のんびり高原列車からの景色を堪能しながら市内中心部まで帰ってくるルートが定番です。
ジャプカイアボリジナル文化パーク
オーストラリアの先住民「アボリジニ」の文化体験ができるテーマパーク。
「ジャプカイ」は「熱帯雨林の人々」の意味を持ち、施設名称はかつてキュランダ地域に先住していた「ジャプカイ族」から由来していると言われています。
施設内には博物館、カルチャー村(アボリジニ)、レストランが併設されています。
昼間はアボリジニの文化体験ができ、かつて狩猟などで使用していたブーメランなどの武器を模擬実践するほか、夜間はアボリジニダンスショーを観賞しながらディナーを楽しむことができます。
パロネラパーク
ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモチーフと噂された鬱蒼と生い茂る熱帯雨林の中にある神秘的な庭園。
20世紀前半にスペイン人移民「ホゼ・パロネラ」によって建設され、当時は一般の人々向けのテーマパークとして運営していました。
年月を重ねるごとに、台風などの自然災害により辺り一帯は荒み、廃墟同然と化しました。
現在は建築外観が古代遺跡風ということもあり、ケアンズの人気観光スポットのひとつとして人気を集めています。
グレートバリアリーフ
オーストラリア北東岸、クイーンズランド州沿岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯。
この地一帯は「サンゴ礁の楽園」と呼ばれ、大小合わせて900以上におよぶ島と様々な種類の海洋生物のほか絶滅危惧種が多く生息し、1981年にはユネスコ世界自然遺産に登録されました。
ケアンズ近海の島々では海水浴やシュノーケリングのほか、パラセイリングなどマリンスポーツも盛んです。
また、パワースポットのひとつと呼ばれる「ハミルトン島」では、ヘリコプターやセスナ機からハート形のサンゴ礁(通称:ハートリーフ)を観賞することができ、「カップルで観ると幸せになれる」と言われています。
まとめ
オーストラリア国内の留学先のひとつ「ケアンズ」をご紹介しました。
世界最古と呼ばれる広大な熱帯雨林と世界最大のサンゴ礁地帯がある「ケアンズ」。
鬱蒼と生い茂る熱帯雨林の中では、スカイレールからキュランダ高原列車へと続く雄大な自然を体感でき、蒼い海のサンゴ礁一帯では多くの種類の海洋生物との出会いなど見どころ満載です。
また、オーストラリア先住民「アボリジニ」たちの文化を後世に伝える活動を積極的に行い、彼ら自身の生活習慣を実際に体験するプログラムなど海外各国からの観光客にも人気です。
手付かずの自然がたくさん残るオーストラリア有数の都市ケアンズ留学を検討してみましょう。