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「海外の大学に入学を考えているけど、入学条件を満たしているかわからない…」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
国内にある大学の入学条件とはかなり違うので、迷ってしまいますよね。
結論から言うと、海外の大学に入学するためには語学力や成績、必要書類の提出といった条件を満たす必要があります。
今回は海外大学に入学するための5つの条件や、英語力が入学基準に満たなくても入学できる方法についてご紹介します!海外の大学へ進学を考えている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
この記事を読むことで、迷うことなくスムーズに海外大学の入学準備が進められるでしょう。
海外大学に入学するための5つの条件
海外大学に入学するための5つの条件は下記のとおり。
- 英語力を証明する
- 学校の成績に問題ないか
- 経済力があるか
- 志望動機が明確か
- 申請書類をそろえる
1つずつ解説しますね。
英語力を証明する
まず、海外大学に入学するためには英語力を証明する必要があります。
英語圏の大学に進学する場合、授業はすべて英語で行われるからです。
英語力の判定には「TOEFL」や「IELTS」といった英語能力判定試験のスコアが使われます。
なお、国や大学によって試験の種類やスコアが決められているので注意が必要です。
各国の大学出願の際に、必要な英語力の目安は下記のとおり。
- アメリカ:TOEFL (CBT) 500~600 (173~250)
- カナダ:TOEFL (CBT) 560~600 (220~250)
- イギリス:IELTS:6.0~7.0 / TOEFL (CBT) 550~600 (213~250)
- オーストラリア:IELTS:6.0~7.0 / TOEFL (CBT) 550~600 (213~250)
- ニュージーランド:IELTS:6.0~7.0 / TOEFL (CBT) 550~600 (213~250)
海外の大学へ進学したいなら、早い段階で英語の基礎を習得して「TOEFL」や「IELTS」の試験を受けましょう。
学校の成績に問題ないか
学校の成績に問題がないかも、入学条件として重要です。
海外の大学では入学するための学力テスト (入試) が基本ありません。そのため、今通っている学校の成績や課外活動の実績をもとに審査が行われます。
日本での成績を「GPA(Grade Point Average)」と呼ばれる成績評価指数に換算したのが判定基準です。目安としては日本の5段階評価の平均から「-1」をした値となります。
各国の大学によってクリア基準は異なるので、必ず募集要項を確認しておきましょう。
経済力があるか
学力だけでなく、経済力も証明しなければなりません。
授業料や滞在費を出せる十分な資金があるのか、入学条件の審査対象となります。
本人や家族の貯金残高証明書などを提出する必要があるので、事前にある程度の資金を貯蓄しましょう。
資金をすぐに用意することができない場合は、「奨学金制度」や「留学ローン」といった制度を利用してみるのも1つの手段です。
志望動機が明確か
志望動機が明確かどうかも入学条件となります。
海外の大学では「自ら学ぶ」姿勢が重視される傾向が高いので、下記点を網羅して文章を書くと良いでしょう。
- なぜ他の大学ではなく、この大学を選んだのか
- 入学後、挑戦したいこと
- 在学中に成し遂げたいこと
英文で書いた志望動機は、必ずネイティブの方にチェックしてもらいましょう。注意して書いたつもりが、意外と文法やスペルミスはあるものです。
申請書類をそろえる
海外大学の選考では書類審査がメインのため、申請書類を不足なくそろえましょう。
必要書類は下記のとおりです。
- 願書、エッセイ(志望動機)
- 現在通っている学校からの推薦状
- 現在通っている学校の成績証明書
- 高校の卒業証明書
- 語学力の証明書など (TOEFL、IELTSなどのスコア表)
- 財政能力証明書など
※各国大学によって、必要書類は異なります。
また、音楽や美術などの芸術、建築などの実技を行う科目では別途作品の提出を求められることもあります。
出願に協力してもらう学校や保護者へは早めに相談しましょう。
英語力が入学基準に満たなくても入学できる方法
英語力が入学基準に満たなくても、入学できる方法は下記の2つです。
- 条件付き入学制度
- 編入制度を利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
条件付き入学制度
英語力のみ基準に満たない場合、「条件付き入学制度」を実施する大学を選ぶのも手です。
条件付き入学制度を利用すると、英語力が規定のレベルに達したら入学を認められます。
保留期間中は大学付属の英語コースや、提携している語学学校で勉強するのが一般的です。
そして無事基準をクリアできれば、大学でメインコースを受講できます。
日本の学校で優秀な成績を取得したものの、英語の勉強だけが少し足りなかったという人にはピッタリな制度です。
先に「仮の合格」をもらえれば、あとは現地で英語力を磨くだけで海外大学ライフを始められます。
編入制度を利用する
編入制度を利用して、海外の大学へ入学する方法もあります。
たとえばアメリカの大学に進学する場合、留学生向けに「パスウェイ」というプログラムが用意されています。
パスウェイプログラムで現地の大学に1年間通い、大学2年次に通常課程に編入することで正規入学生と同じく4年での卒業が可能です。
今の英語力だと入学するのが難しい大学であっても、留学生の特権を利用すれば入学できる可能性は多いにあるでしょう。
まとめ【入学条件を把握し早めの行動を!】
以上、海外大学に入学するための5つの条件や、英語力が入学基準に満たなくても入学できる方法についてご紹介してきました。
最後にもう一度、海外大学に入学するための5つの条件をまとめておきます。
- 英語力を証明する
- 学校の成績に問題ないか
- 経済力があるか
- 志望動機が明確か
- 申請書類をそろえる
海外大学に入学する条件として、ある程度の英語力や成績が必要です。また、学力以外にも申請書類を準備したり作成したり、やることは多岐に渡ります。
英語力が入学基準に満たない場合は、下記の方法も検討してみてください。
- 条件付き入学制度
- 編入制度を利用する
海外の大学へ進学する方法は、日本の大学受験とは大きく異なります。
入学条件をしっかり把握し、早めの行動を意識しましょう!
みなさんの充実した海外生活を応援しています。