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留学は滞在期間を問わず、多くの手続きが必要になります。
また、留学生活を有意義なものにできるかを左右するのも留学準備です。
現地に行ってトラブルにならないように準備をしていくのはもちろんですが、自分の思い描いている留学を実現させるためにも留学準備の重要性をきちんと理解しておきましょう。
留学準備には2種類ある
留学準備を大きく分けると「留学に必ず必要な準備」と「留学前にしておいた方が良い準備」の2種類があります。
留学に必ず必要な準備
「留学に必ず必要な準備」とは、事務手続きに関わる準備です。
- ビザの申請手続き
- 学校や滞在先の申し込み
- 航空券や海外保険の手配
渡航する国によって若干異なりますが、留学期間や目的に応じて、滞在に必要なビザを取得するための手続きが必須の場合があります。
また、留学先の語学学校や宿泊先の申し込みと費用の支払いも必要です。滞在日程をきちんと確認したうえでの航空券や留学保険の手配も済ませておかなければなりません。書類不足や送金ミスなどにより、入国時や現地でトラブルになるケースがあります。
事務手続きは、渡航先のルールはもちろん、その人の状況によっても異なる場合もあり、複雑な手続きが多いです。
そのため、留学エージェントに頼んで手続きを行うことをおすすめします。
留学前にしておいた方が良い準備
「留学前にしておいた方が良い準備」とは、有意義な留学生活を送るために行う準備のことです。
たとえば以下のようなことがあげられます。
- 語学学習
- 留学での目標設定
- モチベーションの維持
十分な準備を行うことで、留学へ出発する前の不安や留学後の就職、将来への悩みを解消することにつながります。この準備については、留学に必須ではないため、ほとんどの人があまり重要視しない傾向があります。
しかし、この準備に多くの時間をかけることによって、自分自身の成長が見込まれるためこの準備に多くの時間をかけることによって留学生活をより有意義なものにすることができます。
留学に大事なのは「留学前にしておいた方が良い準備」
留学にいくにあたって、留学にどのようなことを期待しているでしょうか。ただ「海外にいく」だけではないはずです。
「語学を上達させたい」「多くの人とコミュニケーションがとりたい」「海外の友達を作りたい」「趣味を楽しみたい」など、海外に行った先の理想や目標がある人が多いのではないでしょうか。
自分が思い描いている留学を実現するためには「留学前にしておいた方が良い準備」をしっかりと行っておくことが大切です。
留学をしたいと思った時からすぐに始められる準備ですが、きちんと行うかどうかで実際の留学生活が大きく変わってきます。留学計画を立ててからの渡航までの準備(過ごし方)が留学の価値を最大限に高めてくれます。
留学前にしておいた方が良い準備5選
ここでは実際の留学経験者の意見をもとに、具体的に留学前にやっておいた方が良い準備を5つご紹介します。
語学力を向上させる
英語圏に留学に行く場合、当然ながら飛行機を降りた瞬間からすべてが英語(現地の言語)です。クラスメートとの会話や毎日の学校の授業は全て英語で行われます。
そのため、できるだけ早く現地の生活に馴染むためにも、基礎的な文法や単語などは日本にいる間に覚えておくことをおすすめします。
渡航前に身につけておくことで、現地でのコミュニケーションがスムーズになるほか、学校や現地で習得できる知識や学び、交友関係も広がります。
留学での言語習得は、基礎を応用する場だと考えるのが望ましいです。
コミュニケーション能力を身につける
言語はコミュニケーションツールの一つです。語学に自信があったとしても、実際のコミュニケーションの場で言語を使えるか・使えないかで、留学生活の充実度が左右されるといえます。
前述にある語学力の向上ももちろん大切ですが、そもそも見知らぬ人とコミュニケーションをとることに苦手意識がある人は、現地の生活に馴染むのに時間がかかり、慣れた頃に留学が終わってしまった、という場合があります。
反対に、語学力が乏しくてもコミュニケーション能力に長けている人は、すぐに友達ができ、留学生活を楽しめるようになるまでのスピードが早い人です。
「自分から挨拶する」「相手の話に耳を傾ける」「自分から質問してみる」など、日頃からコミュニケーション能力を身につける行動を意識しておくことが大切です。
主体性|自分から動く力を身につける
留学では「主体性」が重要です。
海外では特に、自分から発言・行動することで、必要な情報を得ることが出来たり、交友関係が広がったりしていく印象が多いです。常に受け身の姿勢でいると、どんどん輪から外れてしまい孤独な状態になる可能性があります。
何事も自分の意見を持ち、自分から動くことで、より多くの知識や経験を得ることができるといえます。
学校や職場で新しい事を提案する、率先して発言する、積極的にイベントやボランティア活動に参加する、など、主体的に行動することを心がけてみましょう。
趣味・特技を持つ
趣味や特技を持ってると、初めて出会う人との話のネタやきっかけになることがあります。そこから、学校以外に友達ができたり現地の人と仲良くなる機会も増えます。
音楽が好きであれば、音楽イベントに参加することで同じ趣味の人と知り合うチャンスになります。サッカーなどのスポーツが得意であれば地元のスポーツクラブに入り、地元の人と交流することも可能です。
日本にいる間に趣味・特技を見つけておきましょう。
やりたいこと・行きたい場所をリストアップする
留学期間はあっという間に過ぎ、終わってから結局何もできなかったという方も多くいます。
TOEIC で800点を目指す、自動車でアメリカ横断をする、留学先でしか取れない資格を取る、ヨーロッパの国を全て回る、など自分の目的にやりたいこと・行きたい場所をリストアップしておくことも有意義な留学生活を過ごすポイントになります。
留学準備はいつから始めたら良いの?
留学の準備は、『いくと決めたその日』から始めてください!
「留学してみたい」と思ったら、まずはSNSやインターネットなどで情報を集めることが留学の第一歩です。
ある程度イメージが固まってきた段階で、留学カウンセラーへ相談するのをおすすめします。専門的な視点から、現実的で実践的なアドバイスを受けることができ、必要な手続きやスケジュールの見通しも明確になります。
留学に必要な準備や手続きは、渡航の3〜4ヶ月前から初めても間に合う場合もありますが、「留学前にしておいた方が良い準備」に早すぎるということはありません。
特に語学力の向上といった準備の期間は多ければ多いほど良いといえます。様々な可能性を広げるためにも、今からできる準備に一つずつ取り組んでみてください。
まとめ
留学は滞在期間を問わず、ビザの申請や航空券の手配などの「留学に必ず必要な準備」と現地での生活が有意義なものになるための「留学前にしておいた方が良い準備」があります。
語学力の向上、コミュニケーション能力や主体性を持つ意識、その他に趣味・特技を見つけること、そしてやりたいこと・行きたい場所をリストアップをしておきましょう。
短期留学の場合は出発を希望する日程の2、3ヶ月前から、そして長期留学の場合は1年から遅くても半年前からの準備が必要です。留学準備はできるだけ早めに、余裕を持って行うようにしましょう。
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