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渡航先として人気のオーストラリア、ニュージーランド、カナダをはじめ、イギリスやアイルランドなど、2023年の時点で合計29カ国のワーホリ加盟国へ1年間、自分にあったスタイルで滞在することができます。
とはいえ、ワーホリ滞在するためにはどのくらいの英語力が必要なのか気になるところですよね?
この記事では、これからワーホリを目指す方のために
- ワーホリに必要な英語力
- 渡航前の英語力向上方法
- 現地での英語力向上方法
- 意識して身につけていただきたい4つの「能力」
について解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね!
ワーホリ参加に必要な英語力
「英語ができないからワーホリに参加できないかも」
という理由で、申請をためらっている方も多いのではないでしょうか?
実は、ワーホリビザを申請する条件は、年齢が18歳以上、30歳以下の日本国籍をお持ちの方であれば、学歴や資格などを問わず誰でも参加できるのです(参考サイト:外務省)。
つまり、大学進学などの海外留学とはことなり、ワーホリに参加するためには、英語力は問われないのです。
ワーホリに英語力が必要か
ビザ申請の際には「英語力」は求められません。
とはいえ、実際に現地で働くためには、ある程度必要となります。
職種によって求められる英語力は異なりますが、TOEICのスコアで言えば、海外で働くためには500点から600点が必要だと言われています。
TOEICのスコアと英検の級を比較しながら、英語レベルを確認してみましょう。
英語レベル | TOEIC | 英検 |
中学英語レベル | 〜400点 | 5級から3級 |
〜500点 | 準2級 | |
高校英語レベル | 〜600点 | 2級 |
大学英語レベル およびそれ以上 | 〜700点 | 2級A |
〜800点 | 2級Aから準1級 | |
〜900点 | 準1級 | |
〜990点 | 1級 |
海外に住めば英語が話せるようになる?
「英語ができなくても、海外に住めば英語がペラペラになる」
という意見を聞いたことはないでしょうか?
結論から言うと、住んでいるだけでは、英語は話せるようにはなりません。
海外に住んで「英語ができる方」は、日本にいる間にしっかり勉強していた、もしくは渡航後に語学学校へ行って学んだ、というケースがほとんどです。
残念ながら、何もしないで英語はマスターできません。
英語ができなくても現地で仕事はできる?
しかし、英語力がなければ渡航先で仕事をすることができない、というわけではありません。
特にオーストラリア、ニュージーランド、カナダなど、日本人を多く受け入れている国には、英語力を必要としない職種もあります。
例えば、
- 日本食レストランのキッチン担当
- ホテルなどの清掃クリーニング
- 農作業
など職種が限られてしまいますが、それなりにお金を稼ぎながら現地で生活することはできます。
また、近年インターネットを利用して、海外にいながら日本のソーシャルネットワークを利用して、在宅勤務をしているワーホリメーカーも増えてきました。
渡航前の英語力向上方法
英語ができなくても仕事ができるとはいえ、1つの国につき、一生に1度しか利用することができないワーホリビザ。
せっかく海外生活を経験できるのに、英語をほとんど使わず、日本と変わらない生活を送るのはもったいないですよね!
現地での生活に早くなじみ、地元の人たちと一緒に仕事をするためには、日本にいる間に少しでも英語力を身につけておくことが大切です。
ここでは、渡航前のワーホリ準備の一環として、日本にいる間に英語力を向上させる方法を紹介します。
中学英語を徹底的に復習する
「英語の勉強をどこから始めればいいかわからない!」
という方におすすめなのが、まずは中学英語の復習から始めることです。
最初から難しい英文法の参考書や英会話本に手を出すと、かなりの確率で挫折してしまいます。
まずは中学英語で習う基本的な文法や単語を1からしっかり学び直すだけで、海外滞在中、日常生活で苦労することなくコミュニケーションがスムーズにおこなえるレベルの英語を身につけることができるのです。
さらにボキャブラリーを増やすことで、現地で仕事をするために必要となるTOEIC500点のスコアも狙うことが可能です。
英語を話すためにはとにかく基礎が大切。
特に英語が苦手な方は、中学1年の英語から始めることをおすすめします。
英会話教室へ行く
机に向かって一人で勉強するのが苦手な方や、とりあえず英語でのおしゃべりに慣れたいという方は、英会話教室へ通ってみましょう。
基本的に「会話」が中心となる授業内容になっているため、コツコツと文法を勉強するのが好きではない方も、気軽に始めることができます。
週に1回、60分と少ない授業であっても、外国人講師と一緒に会話することで、英語で話すことや聞き取りに慣れていきます。
また、英会話を身につけるという目的をもった人たちと出会うことで、学習に対するモチベーションの持続にもつながります。
海外ドラマを見る
何をやっても続かないという方や時間がないという方は、海外ドラマを見ることから始めてみましょう。
特に日常生活を舞台にしたドラマシリーズは、海外生活を垣間見ることができるだけでなく、実際の会話でも使えるフレーズの宝庫になっています。
映画とは異なり1話が30分から60分くらいと短いため、通学・通勤時間、入浴時間、寝る前のリラックスタイムなどに気軽に見ることができます。
コツとしては、最初に日本語字幕付きで見て、ストーリーの内容が大体わかったら、次に英語字幕で見るのを何度も繰り返すことです。
同じエピソードを数回見ることで、英語のフレーズがどんどん耳に入ってくるようになるでしょう。
渡航後の英語力向上方法
日本にいる間にできるだけ英語力を身につけておくことが理想ですが、忙しくて英語の勉強ができないと言う方も少なくないでしょう。
ここでは、現地に到着した後に、できるだけ早く英語力を向上させるための方法を紹介します。
語学学校へ行く
英語は勉強しなければ身につきません。
日本で英語の勉強をする時間がなかった方や、英語力に自信のない方は、現地に到着後、まずは語学学校へ通いましょう。
最低でも1カ月、できれば3カ月ほど通うことをお勧めします。
海外では参加型授業が基本。
そのため自分から積極的に意見を述べる姿勢を身につけることができ、日常生活だけでなく仕事でも役立つ経験を得られるでしょう。
学校では、当然のことながら英語で英語を習うことになるので、リスニング・スピーキングが早く身につきます。
とはいえ、初級レベルの方にとっては、最初の数週間は授業に参加するだけでいっぱいいっぱいのはずです。
現地での授業を理解するためにも、日本語で説明された文法書は必ず準備しておきましょう。
語学学校には世界中から文化・母国語・年齢が異なる人々が、英語を学ぶという目的で集まってきます。
多方面から人脈を気づくことができるため、友達や知り合いづくりのために語学学校へ通うのも一つの考え方です。
習い事をする
趣味・特技をいかしたい方や興味がある分野がはっきりしている方は、現地で習い事に挑戦してみましょう。
- フラワーアレンジメント
- 料理
- ソムリエ
- バリスタ
- スキー・マリンスポーツ
など、渡航先によって種類が異なるので、事前に調べておきましょう。
習い事は、語学学校が外国人留学生に提供している場合もありますが、滞在する街のカルチャーセンターやボランティア団体が運営しているコースを選ぶことで、共通の趣味を持った地元の人と出会うこともできます。
授業はもちろん全て英語で行われることから、英語力向上が期待できます。
仕事につながるスキルも同時に得られる可能性もあります。
他の国籍の人とシェアハウスをする
生活費を抑えるために、ほとんどのワーホリメーカーはシェアハウスを利用しています。
その際に、日本人同士ではなく他の国籍の人とのシェアハウスに挑戦してみましょう。
世界各地から集まってきた学生やワーホリメーカーとの共通語は英語。
そのため、必然的に英語漬けの環境に身を置くことができます。
ネイティブ以外の訛りのある英語に慣れておく機会にもなり、リスニング力もついていきます。
ただし、習慣も文化も異なる者同士のため、騒音や衛生面での解釈の違いが原因でトラブルになってしまうケースも少なくありません。
どんな些細なことでも、理解できないことはきちんと話し合いながら解決していくことも、英語力をつける練習になるでしょう。
海外に住むには英語力だけじゃない!
ここまで英語力向上の方法について紹介させていただきました。
とはいえ、英語が話せたとしてもスムーズにいかないのが海外での生活です。
ここでは、英語力とともに意識して身につけていただきたい4つの「能力」を解説していきます。
コミュニケーション能力
英語がいくら上達してもコミュニケーション能力がなければ、外国人の友達を作ったり仕事をしたりすることはできません。
ワーホリの準備として、日本にいる間に自分・相手の感情・意見をきちんと言葉で伝え合うことを心がけましょう。
渡航後は文法・発音の間違いを気にせず、ボディランゲージや表情を使いながらコミュニケーションを取ろうとすることで、周囲の人たちと打ち解けることもできます。
主体性を身につける能力
海外生活をする上で大切なのは、自分から動くということです。
ワーホリをはじめ留学生など世界中からたくさんの人が集まる中で、自分自身で考えて行動しなければ、人との出会いや仕事探しのチャンスを得ることができないのです。
多少英語が苦手であっても、自分がやりたいことに積極的に挑戦して行きましょう。
主体性を身につけることで仕事を得られるだけでなく、職場の同僚との人間関係もしっかり築いていくことができるのです。
問題を解決する能力
ワーホリ滞在中は、小さなことから大きなことまで「予想もしていなかった」ことの連続です。
例えば、
- インターネットの契約をしたのに1カ月たってもつながらない!
- 日本から送ってもらった小包が開けられ、中身がなくなってしまった!
- 盗難にあい、カードの再発行をしなければならない!
このほかにも、文化や考え方の違いで外国人の友達やホストファミリー、職場で誤解を招くことも少なくなく、頭を抱える経験もたくさんするかもしれません。
その都度塞ぎ込んでいては、限られた滞在期間を無駄にしてしまいます。
何かあった時は、まずは解決方法を考える癖をつけるようにしましょう。
海外で自分の身を守れるのは自分だけです。
渡航前から、日頃のささいな問題や疑問に対して「解決策」を探すことを意識することで、海外生活に必要な問題解決能力が身についていきます。
多様性を受け入れる能力
ワーホリ滞在中は、人種・文化・宗教観などバックグラウンドが異なる人たちと出会います。
日本での常識が他の国では非常識というケース、またその逆というケースも普通にあることなのです。
すべてのことを自分の物差しで測るのではなく、多角的に物事を見ることが出来るよう意識することが大切です。
多様性を受け入れる能力を身につけておくことは、海外生活では必須です。
同時に、これからますますグローバル化が進んでいく日本においても必要なスキルの一つと言えるでしょう。
まとめ:ワーホリに必要な英語力と英語力向上方法
この記事では、これからワーホリを目指す方のために、ワーホリに必要な英語力、渡航前・渡航後の向上方法法、そして、意識して身につけていただきたい4つの「能力」について解説してきました。
本文のまとめは以下のとおりです。
- ワーホリ参加に必要な英語力
- ワーホリには英語力が必要か:海外に住めば英語が話せるようになる?、英語ができなくても現地で仕事はできる?
- 渡航前の英語力向上方法:中学英語を徹底的に復習する、英会話教室へ行く、海外ドラマを見る
- 渡航後の英語力向上方法:語学学校へ行く、習い事をする、他の国籍の人とシェアハウスをする
- 海外に住むには英語力だけじゃない!:コミュニケーション能力、主体性を身につける能力、問題を解決する能力、多様性を受け入れる能力
ワーホリは、年齢が18歳以上、30歳以下であれば、学歴や資格などを問わず誰でも参加できる制度です。
ぜひ挑戦してくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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