概要
- 自己紹介
- 留学前の体験談
- 海外に興味を持ったきっかけ
- スイスの大学に行こうと思ったきっかけ
- 卒業後の就職先は?
- 留学前の情報収集はどのようにしたの?
- 留学後の体験談
- 大学生活のスケジュール
- 大学生活で一番印象に残っていることは?
- スイスの大学で得たものは?
- スイスの生活で困ったことは?
- スイスで生活する上で気をつけたほうが良いことは?
- 現地で流行っていることは?
- 自分の語学力が伸びたと感じた瞬間は?
- おすすめの勉強方法やアプリケーションは?
- 大学での生活は?
- 留学してよかったことは?
- モントルの魅力は?
- 生理用品について
- こはるさんからメッセージ
- スイス留学に行こうか迷っている人へ
- 海外留学に興味のない人へ
自己紹介
氏名:こはるさん
出身:神奈川県
渡航先:スイス
入学したカレッジ名:Hotel Institute Montreux
渡航前の英語力:英検準一
留学にかかった費用:約1600万
経歴:アメリカの語学研修プログラムに参加し、現在はホスピタリティ教育に特化したスイスの大学に通っている。
~インタビュー形式~
ー まずは、簡単に自己紹介をお願いします。
はい、こはるです。
今はスイス留学をして2年目になります。
スイスの大学ではホテルの経営学を学んでいます。
渡航前の体験談
ー ありがとうございます。今回は、スイスの大学をメインにインタビューしていきたいと思います。その前に、そもそも海外に興味を持ったきっかけはなんですか?
きっかけは高校の時にアメリカに1カ月、語学研修に行って、自分は海外の大学に入ろうと思ったことです。
ー では、スイスの大学に行くきっかけになったアメリカ留学ですが、どうしてアメリカ留学からスイスの大学に行こうと決めたのでしょうか?
私はもともとアメリカの大学に行こうと思っていました。
しかし、アメリカで留学している間にアメリカの大学は、日本人が多いことやアジア人が多いということを周囲から聞きました。
私は、もっと海外の環境を楽しみたかったので、日本人が少ない国を探しました。
さらに、ホスピタリティに興味があったので、ホスピタリティで有名な国を探した際、スイスがとてもホスピタリティ教育に特化している国ということを知りました。
治安も良く、親にも勧められて、最終的にスイスの大学に行くことを決めました。
ー そうなんですね。ホスピタリティに特化しているとのことですが、卒業後の就職ではホスピタリティ関係の仕事に就く方が多いのでしょうか?
そうですね、スイスでは5つ星ホテルが有名なので、ホテルや経営をしたい学生が多いです。
ー ちなみに留学前の情報収集はどのように行いましたか?
情報収集は、やはりインターネットやInstagramが早いと思い、探していましたが、なかなか日本人でスイスの大学に留学している人がいなくて…
当時、私が入った大学は日本人が一人もいませんでした。
そこでスイスに住んでいる日本人の人を見つけて、その方に情報をもらうくらいで、大学生活に関しては何も知らないまま行きました。
ー すごいですね!今の大学はどこの国の人が多いのでしょうか?
インターナショナルスクールなので、100ヵ国以上の国から生徒が集まっていますが、ヨーロッパの人が多いですね。
渡航後の体験談
ー そうなんですね、ありがとうございます。では、今の大学の生活に関して、どのようなスケジュールかお聞かせ願えますでしょうか。
基本、月~金曜日は授業があって、土日は休みです。
日本の大学に比べて授業量が多くて、長期休みがないです。
1タームが3ヶ月制なので、その3ヶ月で週5で毎日6時間~8時間の授業があり、2週間休みがあるという感じです。
日本の大学より休みが少ないですが、その代わり3年で修了できるという大学です。
ー 日本の大学だと例えば1時間目から7時間目があれば、自分で好きなようにカリキュラムを構成できますが、スイスの大学ではどうですか?
私の大学では、このタームにはこの授業という風にほぼカリキュラムが決まっていて、その中で1、2個選択できるくらいですね。
ー 特殊ですが、とても効率が良いですね。
私もそう思います。
長期間の休みがない分、3年でギュッと授業が詰まっています。
ー そうすると日本の大学生より早く卒業できますね。
そうですね、1年早く卒業できます。
ー では、今のスイスの大学生活で一番印象に残っていることはありますか?
印象に残っていることは・・・スイスはヨーロッパの中心にあるので、イタリアや他国にもすぐに行けます。
学校でも3ヶ月に何回かイベントを開催してくれて、学校でバスを出して、みんなでスイスの観光地に行ったり、フランスのレストランに行ったりという企画を学校側で組んでくれます。
私はそのイベントに参加するのが楽しくて、違う場所や国に連れて行ってもらえる環境があることが、スイス留学の中では一番楽しんでいることです。
ー それは良いですね。研修旅行みたいな感じですか?
日帰り遠足という感じですね。
3000円とか4000円くらい出せば、フランスとかにバスで連れて行ってくれて、そこから夜まで「では、解散!」という形で自由行動になります。
友達と、ここに行こうとか、あのアクティビティをやろうとか楽しんで、その日にまたスイスの大学に戻ってくるという日帰り遠足の日があります。
ー かなり安いですね。
はい、すごく安いです。
学校はただバスを出してくれるだけですが、普通に自分で飛行機などで行ったら、かなりお金がかかります。
ー そうですよね。すごく良いプログラムだと思います。ではスイスの大学で得たものはありますか?
インターナショナルな環境なので、国際文化、異文化理解がしやすくて、色んな国から集まった友達と時間を共にしていく中で、自分の国の文化や相手の国の文化を知ることができ、「ここが違う」とか「面白い!」とか新しい発見ができます。
やはり文化交流が楽しいし、勉強になります。
ー それは良いですね。今、聞いている限り、とても大学の良いイメージが多いですが、逆にスイスで困ったことはありますか?
困ったことは、言語ですね。
やはり英語が主流ではないというかフランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏があって、私はフランス語圏に住んでいたので、基本的に英語で生活ができますが、高齢者の方の中にはフランス語しか通じなかったり、時々レジの店員さんで会話が成り立たないことがあって、そこは大変というか困ることが多かったですね。
ー 今、フランス語圏に住んでいるということですが、住んでいると自然にフランス語は入ってくるものですか?
日常会話が少し理解できるくらいで、フランス語でもスイスは少し特別なフランス語みたいで難しいです。
現地の方が早口でしゃべってくると「何て言っているんだ?」となってしまいます。
フランス語は勉強していても難しいです。
ー では、生活する上で気を付けた方が良いことはありますか?
気を付けた方が良いことは・・・すごく治安は良いので、身の危険を感じることはないですが、夜はあまり一人で出歩かないようにしています。
ー 確かに日本でもそうですよね。あまり夜は女性が一人で出歩かないようにしますよね。治安は日本と同じくらいの良さって感じですか?
そうですね。夜だけは友達と行動するように意識しています。
ー 今、現地で流行っていることはありますか?
やはりSNSですね。インスタグラムとかTikTokが流行っています。
友達と集まって景色が綺麗な所で「じゃあ動画、ここで撮ろう!」みたいな感じでTikTokと撮ったりしています。
ー そういえば、こはるさんもTikTokやっていますよね?
はい、やってます。
ー 見ました!
それこそ、私が情報収集する時にスイスで大学生をしている方が日本人では少なかったので、私が発信して、興味がある日本の学生に伝えられたらいいなぁって思い、日常をアップしています。
ー すごく良かったです。是非、備考欄に載せたいと思います。
ありがとうございます。
ー スイスの話を色々聞かせていただきましたが、語学力について聞きたいと思います。スイスの大学に行く前に少し語学力はあったと思いますが、自分の語学力が伸びたと感じた瞬間はありますか?
スイスに行った時は自分の英語力に自信がなくて、発信することも戸惑い、私は他の人が話しているのをただ聞いているだけで、自分はいいやと思っていました。
ただ少しずつ授業を受けているうちに自分も授業に参加しているから発信しようというふうに思い、積極的に英語を話すようになってからは、大分、自分の英語を、そんなに流暢ではなくても伝えるようになってから英語力が伸びたと実感しました。
ー なるほど。ちなみに英語を勉強する上でおすすめの勉強法やアプリケーションはありますか?
私は映画や動画を見ることが好きなので、日本の番組でも英語の字幕があれば、字幕をつけるようにしています。
日本語で日本の動画を耳で聞き、それがどういうふうに英語で訳されているかや、どういう単語に置き換えられているかを見ています。
とても勉強になり、ストレスなく続けられたので、おすすめです。
ー ではアメリカの研修プログラムに参加している時はどういう勉強をしていましたか?
日本で勉強している時は、本を使って、参考書の問題を解いたり、普通に日本で行うような英語の学習方法でした。
今は、周りに英語を話す人が多いので、自分から話をしにいきます。
あまり、書いたり読んだりという学習ではなく、会話中心、リスニングとスピーキングの学習になっています。
ー 今の生活ですが、スイスの大学での住み方はどんな感じですか?
私の大学は全寮制なので、学校の横に寮があって、みんなそこで生活しています。
ご飯も3食ビュッフェスタイルで学校が提供してくれるので、そこで食べてます。
ー ビュッフェスタイルなんですね。
はい、食べ放題で、しかもホテル学校なので、ご飯がすごくおいしいです!
ー すごく良いですね!でも太りそうですね。
はい、太りますね。
デザートとかケーキとかがたくさん置いてあるし・・・。
ー とても充実していますね。
はい、なんの不便もなく生活しています。
ー 良いですね。色々話を聞いていて、凄く充実した留学経験をしていると感じましたが、留学をして良かったと思うことはありますか?
留学を通すとやはり視野が広がったと感じます。
日本にいるとこれが良くてこれが普通という考えがあり、日本では当たり前のことをしておけばいいと思っていましたが、海外に出て、こういう見方がある、こんなこともあるという新しい発見が多いので、もっとこれをやってみようとかあれもやってみようという挑戦の機会が増えて、視野が広がりました。
ー とても良いと思います。では今、住んでいるモントルの魅力を教えてください!
モントルは田舎過ぎず、都会過ぎない場所ですね。
スイスの中でも景色がありつつ、不便ではないです。
買い物もすぐに行けるのに、大自然にも囲まれているという環境で、アジア人もいるので、孤独にもならないですね。
あとは夏にはたくさんイベントがあって、ジャズフェスティバルなど有名なイベントがあり、観光客も多いです。
日本人も多く来ていると思います。
ー 聞いているだけで、スイス留学をする人が増えそうなくらい魅力的ですね。
本当です。是非。
ー 実は女性の方が出発前の準備で不安な事の一つに生理用品に関することが多いのですが、スイスの生理用品はどうですか?
生理用品は普通に置いてあるものは日本と変わらず、ナプキンやタンポンは似たようなものなのですが、私は、使ってみてやはり日本製のものが自分には合うかなと感じました。
そのため、一時帰国をした際に大量に買って帰ったり、親が何か送ってくれる時に一緒に生理用品もお願いして送ってもらう形をとっています。
ー 日系スーパーとかはありますか?
アジア系スーパーもあります。
そこで日本製のものを買うこともできますが、値段が高いので、私は一時帰国の時に一気に持ってくる方法で購入しています。
ー そうなんですね、ありがとうございます。
こはるさんからメッセージ
ー スイスはたくさん魅力がありますが、実際にスイス留学に行こうか迷っている人へのメッセージをお願いします。
私も留学で迷っている子から声をいただくことが多いですが、留学に行ける期間は、学生の時であったり、就職する前が多いと思います。
特に、自分の将来で迷ってる方には私はおすすめです。
具体的に、将来のプランが決まってない人や自分ってどういう人なんだろうということが見えていない方には、留学をして、自分と向き合う時間を作り、新しい環境に身を置いて、新たな自分を探したり、自分はどういうことが好きなんだ、嫌いなんだということを見つけるのに留学はとても良い機会だと思います。
学生の時や就職前の期間を使って、自己投資することは、とても大事で、良いことなんじゃないかなっていうように感じるので、是非、チャレンジしてほしいです。
このインタビューがそのきっかけになればいいと願っています。
ー 素晴らしいです!とても良いメッセージです。ありがとうございます。最後になりますが、海外留学に興味のない人へのメッセージもお願いします。
私がまず海外に行ってみて思ったことが、日本はこうなんだという発見が多かったです。
海外に渡航して自分の国を知るということが不思議と多く、何か新しい環境にある中でしか自身の国について気づけなかったことがありました。
『今は長く日本に住んでいて、別に海外も興味ない。』という方でも、日本を良く知るきっかけにもなると思うので、1~2週間、海外に行ってみると新鮮な気持ちを味わえたり、良い発見ができると私は感じます。
ー ありがとうございます。今回のインタビューではスイスのことを知ることができ、また実際にスイスの大学の生活についても知ることができました。
@kay_in_switzerland##スイス留学生 ##いいねくれたら喜びます