目次
楽しく充実した留学生活を送るためには、自分に合った滞在方法を選ぶことが大切です。
ここでは留学先での滞在方法や各滞在方法の特徴、そしてそれぞれの手配方法だけでなく、滞在方法の選び方、そして滞在費用の抑え方をご紹介します。
海外での滞在方法
海外での滞在方法は大きく分けて3つの滞在スタイルがあります。
ホームステイ
ホームステイとは、受け入れ先となる一般家庭(ホストファミリー)の家に寄宿する滞在スタイルで、現地の家族と生活を共にしながら語学力を身につけ、その国の生活スタイルそして文化の違いを体験できる滞在方法です。
シェアハウス
一軒家やアパートを複数人でシェアして暮らす滞在スタイルがシェアハウスです。
一般的に一人一部屋が与えられ、台所・浴室・お手洗い・リビングが共有スペースになります。
中には一部屋に複数のベッドが置いてあるドミトリータイプや、大きなリビングルームをパーテーションで仕切って貸し出すタイプのシェアハウスもあります。
学生寮
学生寮と言っても、学校が管理している寮もあれば、市が管理している寮もあります。
前者の場合は同じ学校に通う留学生が住み、後者の場合は他の学校に通う留学生や一般人が同じ建物に住んでいる場合もあります。
滞在方法別の特徴
ここでは、3つの滞在方法の特徴を詳しくみてみましょう。
ホームステイ
留学生に一番人気の滞在方法といえば、何と言ってもホームステイです。
渡航前にホームステイ先の住所とホストファミリーの情報を知ることができるので、自分が住む場所を事前にネットで調べたり、事前にホストファミリーへ挨拶の連絡を入れることも可能です。
複数の留学生を受け入れるホストファミリーもあるので、他の外国人留学生と一緒に暮らす可能性もあります。
一般の家庭へ入って生活することにより、朝から晩まで英語を話す機会があるというメリットもあります。
また1食(朝食のみ)か2食(朝・夕食)、場合によっては3食(朝・昼・夕食)を選ぶことができ、生活費の節約にもなります。
ただし、家族の中に入り、それぞれ家のルール(例えば門限・入浴の時間帯・洗濯や掃除の回数など)をきちんと守らなければいけません。
シェアハウス
シェアハウスの場合「賃貸契約」になるため、入居・退去をルールきちんと把握しておくことが大切です。
都心であれば大家さんが日本人の場合もありますが、ほとんどが現地の人です。
英語で全てをやり取りしなければならないため、トラブルを避けるためにも英語力がある程度ある人のに向いている滞在方法です。
異なる年齢・職業・国籍のルームメイトと暮らす事により、学校以外のコミュニティができ交友関係が広がるチャンスもあります。
反面、他人との共同生活になるので、掃除の割り振りや共有スペースにおける私物の管理は十分に行いましょう。
またシェアハウスは「賃貸契約」になりますので、契約書の内容をきちんと確認してからサインをするようにしましょう。
学生寮
学生寮の場合、学校の敷地内や学校から比較的近い所に位置しているところが多いのが特徴です。
一人部屋からドミトリー部屋まで選ぶことができ、台所などが共有スペースになるため友達が作りやすい環境でもあります。
一人部屋だと寮費が割高になってしまいますが、プライベートの時間を確保できます。
ドミトリー部屋は割安になりますが、プライベートの時間が確保しにくい面もあります。
それぞれの手配方法
上記でご紹介した3つの滞在スタイルは手配方法が異なります。
ここでは、具体的な滞在先の手配方法についてみていきましょう。
ホームステイ
学校へ依頼する
多くの語学学校は独自にホストファミリーと契約しているため、学校に申し込む際にホームステイも同時に申し込みことができます。
万が一ホストファミリーと問題があった場合でも、学校がサポートしてくれます。
ホームステイ手配の会社へ依頼
学校側でホストファミリーを紹介してくれない場合でも、ホームステイの専門の会社を利用することで手配が可能になります。
手配料などがかかるため学校経由で申し込む場合より若干割高になりますが、部屋の設備や立地条件など、各会社が用意した基準をクリアしたホストファミリーが登録しているため、トラブルが少ないのも特徴です。
シェアハウス
友達からの紹介
シェアハウスの手配で一番有効なのが、友達、もしくは友達の友達からの紹介です。
家の状況や大家さんの対応などが事前にわかるので、安心して契約もしやすいでしょう。
またシェアハウスは人気があるため、すぐに部屋が契約されてしまうことが多いのですが、友達の紹介ということで、優先して契約をかわすことができる利点があります。
掲示板で探す
現地の情報サイトや掲示板サイトで募集広告を見つけ、自分で直接大家さんに連絡を取るという方法もあります。
この場合、内見を必ずしてから部屋を決めましょう。
また大家さんとやりとりが必然的に英語になるので、ある程度の英語力が必要となります。
学生寮
学校へ依頼する
学校へ申し込みをする時に、学生寮へ同時に申し込む事も可能です。
学校が直接管理している寮であれば、通年を通して入居可能です。
市が管理している寮の場合は、学校を通して申し込める場合と直接寮に申し込まないければならない場合もあるので、事前に学校側に確認を取っておくことが必要となります。
自分に合った滞在方法を選ぼう
ホームステイ・シェアハウス・学生寮と3つの滞在方法についてご紹介しました。
ホームステイはホストファミリーを通して会話・文化を学ぶことができる反面、受け入れ先の家庭のルールを守らなければいけないので窮屈に感じてしまう人もいるでしょう。
シェアハウスは学校の友達以外のコミュニティができる反面、共同生活のルールを決めてトラブルにならないようにしなければなりません。
学生寮は自分の時間が確保できる利点もありますが、同世代の留学生と知り合う機会が多く遊びの誘惑も多いので、自己管理をきちんとすることが大切です。
いずれの方法も、メリットとデメリットがありますので、自分の性格や留学目的に合った滞在方法を選びましょう。
滞在方法を抑えるコツ
滞在方法を抑える方法は様々ですが、今回は4つ代表的な具体的方法をご紹介していきます。
初めからシェアハウスで留学生活をスタートする
留学はホームステイでスタートする方がほとんどです。
ホームステイはホストファミリーと過ごす時間ができたり、洗濯や食事の準備など身の回りのお世話をしてくれるなどのメリットもありますが、費用はシェアハウスに比べると割高になってしまいます。
渡航前からシェアハウスの契約をするか、渡航後のはじめの1週間をバックパッカーなどの安宿で過ごしシェアハウスを契約すると費用も抑えられます。
カウチサーフィンを活用しよう
何らかの経験と交換で宿の提供をしてくれるサービスを提供するCouchsurfingというアプリがあります。
日本でもアプリを取得して宿を探す事は可能ですが、提供者が少なくポピュラーではありません。
例えば日本食を作る代わりに1泊無料で宿泊させてもらうなどのサービスが受けられます。
こういったサービスを使えば無料で宿を見つけることも可能です。
もちろん見知らぬ人の家に宿泊するので何かあった場合などは自己責任です。
海外ではかなり有名なアプリですので安心はできますが、ある程度の英語力は必要になるでしょう。
田舎へ滞在しよう
日本でも海外でも都会は物価が高くなります。
費用を抑えたいのであれば都市ではなく田舎へ滞在しましょう。
どうしても都会に住みたいと思っている人は都心から離れた場所でホームステイやシェアハウスをすれば費用を抑えることができます。
オーペアにチャレンジしよう
オーペアとは、ホームステイ先の滞在費用を払う代わりに子供たちの世話をしながらホームステイで滞在するという方法です。
掲示板で募集を探したり、オーペアの人材募集をしている企業へお問い合わせをしている企業に問い合わせたりなど方法はいくつかあります。
こちらは英語力が必要な場合もありますので募集要項をしっかりと確認して手配をしていくようにしましょう。
まとめ
充実した留学生活を送るためには、滞在方法をきちんと選ぶことが重要です。
ホームステイ・シェアハウス・学生寮と3つの滞在方法について特徴・手配方法・選び方、そしてその他にも、滞在費用の抑え方についてご紹介しました。
全ての滞在方法にはメリット・デメリットがありますので、しっかりと自分で調べたり、留学カウンセラーに相談したりして、自分の性格や留学目的に合った滞在方法を選ぶようにしましょう。